小説
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道氷
歩行面に張って通行の妨げになる氷。道そのものが凍った状態を指す。
mé tróm berunglǘn!
読み:メー トローン ベルングリューン!
| mé | tróm | berunglǘn! |
| <禁止・願いの打ち消し> | 踏む<命令法><あなたが> | 道氷<対格> |
「道氷を踏むな。」
注意書き・禁止の定型。mé+命令法で、対象に1人称/2人称の語尾はつかず、むき出しの語幹 tróm を使う。重性名詞の対格は主格と同形で、直接目的語が語順で示される。道そのものが凍った状態(意味1)の道氷への警告として使う。
歩行面の薄氷
踏み固められた雪や霜のうえにできる薄く脆い氷。見た目で厚さや丈夫さを判別しにくい。
éso berunglǘn só þáun.
読み:エーソ ベルングリューン ソー サウン。
| és-o | berunglǘn | só | þáun. |
| いる-<(重いものが)> | 道氷<主格> | この<重性> | 薄い |
「この道氷は薄い。」
日常の観察。指示詞 só が名詞句を閉じ、形容詞 þáun が名詞句の外に出ているので、存在文ではなく「この道氷は薄い」という述語文として読む。重性名詞 berunglǘn の単数では形容詞に特別な語尾がつかない。歩行面に張った脆い薄氷(意味2)として、割れやすい性質を述べる。
道を凍らせた氷。踏まれた雪や霜が固まって歩行面に張った、薄板状で割れやすい氷を特に指す。歩き人の危うさを示す語で、道の閉鎖や荷札の注意書きに使う。湖面の渡り氷のように渡すための氷ではない。
重性子音語幹。主格と対格が同形で、複合語としては後ろの要素に強勢が残る。
bérun「道」+glǘn-「凍る」の複合。複合語では前の要素 bérun の強勢を落とし、語頭の e は無強勢化して berunglǘn となる。
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