小説
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絡まる(語・息が)
語の根が喉で絡まり、発話の流れが途切れる。音と形の対応が定まらず、一音ずつ音を出す状態。
buléra virá sé.
読み:ブレーラ ヴィラー セー。
| bulér-a | virá | sé. |
| 絡まる-<(軽いものが)> | 言葉<主格> | この<軽性> |
「この言葉は、発音の流れが絡まる。」
発話や音読の文脈で使う。声の質が裂けることではなく、音と形の対応が定まらず発話の流れが途切れることを指す。主語 virá は軽性単数なので、動詞は3人称単数軽性 -a を取る。
絡まる(根・糸が)
木の根や糸がからみ合う。原義で、森の根や糸の絡まりを指す。
na buléro búl só.
読み:ナ ブレーロ ブール ソー。
| na | bulér-o | búl | só. |
| <〜ない> | 絡まる-<(重いものが)> | 根<主格> | この<重性> |
「この根は、からみ合わない。」
否定小辞 na は動詞の直前に置く。主語 búl「根」は重性なので、動詞は3人称単数重性 -o を受ける。根・糸がからみ合う原義。
語の根(búl)が喉の内で絡まり、音と形の対応が定まらず発話が途切れることを言う。森の木の実の根が土の中でからみ合い、まっすぐ伸びられないのと同じように、知らない字の音と形が喉の中でからみ合い、言葉がなめらかに流れなくなる。声の質(裂け・嗄れ)の問題ではなく、発話の流れとリズムが途切れることを指す。初めて読む碑文や未知の文字を発音し、一文字ごとに息を吸い直して音を出すたどたどしさに使う。読み上げている者が「根が絡まるな」と自虐的に言う場合もある。
自動詞。-ér- 接辞で名詞から動詞を作った形。主語が軽性(selvá、viráなど)なら3人称単数は -a、重性なら -o。完了相は u→ou で boulér-(例:bouléra「根が絡まった」)。
búl「根」+ -ér-「〜でする(名詞から動詞)」。木の根が土の中で絡まる原義から、語の根が喉で絡まる比喩義に転じた。
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