小説
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首
頭と胴のあいだの部分。
flúun drál táses!
読み:フルーン ドラール ターセス!
| flúun | drál | tás-es! |
| 洗う<命令法><あなたが> | 首<対格> | <あなた>-<属格> |
「首を洗いなさい。」
親が子に言う下向きの命令で、命令法2単はむき出しの語幹 flúun。drál は体の部分なので重性で、対格は主格と同じ形。
táula ráuvan gleinó es drálos faronáres.
読み:タウラ ラウヴァン グレイノー エス ドラーロス ファロナーレス。
| tául-a | ráuvan | gleinó | es | drál-os | faronár-es. |
| 取る-<(軽いものが)> | 森の巫<主格> | 護符<対格> | から | 首-<属格> | 運び人-<属格> |
「森の巫が、運び人の首から護符を外す。」
まじないの場面の文。es+属格で「〜から」を表す。首 drál は体の部分なので重性で、属格は -os。gleinó は重性o語幹で、主格と対格が同じ形になる。
器の首
甕・瓶などの細くくびれた口もと。
lúin méira muró torárei, mé krailésa drál.
読み:ルーイン メーラ ムロー トラーレイ、メー クライレーサ ドラール。
| lúin | méir-a | muró | torár-ei, | mé | krail-és-a | drál. |
| とき | 与える-<(軽いものが)> | 濁り酒<対格> | 客-<与格> | <禁止・願いの打ち消し> | 持つ-<〜すべし>-<(軽いものが)> | 器の首<対格> |
「客に濁り酒を注ぐときは、器の首をつかまぬこと。」
もてなしの作法を述べた文。lúin の節は主節の前に置く。主節は当為法を mé で否定した禁止の形。主語を言わないので「人は」という一般の主語になり、lúin の節の動詞も主節の動詞も軽性の形をとる。
brúumo ílmo es drálos só.
読み:ブルーモ イルモ エス ドラーロス ソー。
| brúum-o | ílmo | es | drál-os | só. |
| 落ちる-<(重いものが)> | 水<主格> | から | 器の首-<属格> | この<重性> |
「この(甕の)口もとから水がこぼれる。」
drál は、甕や瓶の細くくびれた口もとも指す。重性の指示詞 só は格変化せず、名詞句の終わりに置く。主語の ílmo「水」は重性なので、動詞は -o をとる。
首。頭と胴をつなぐ部分。目上の人の前で頭を下げることを、drál snéima「首をかがめる」とも言う。器や甕の細い口もとも drál と呼ぶ。
名詞・重性・子音語幹。属 drálos、与 dráloi、複 drálul。
古高原語 *drál- から
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