hémbro

品詞
名詞(重性・o語幹)
意味
恥
発音
[ˈhembro]
読み
ヘンブロ
分野
知覚・感情・思考・発話

意味

  1. 恥

    人や家を重くし、下へ引く恥辱。

    gróm hémbro, fláin selvá.

    読み:グローン ヘンブロ、フライン セルヴァー。

    grómhémbro,fláinselvá.
    重い恥<主格>軽い息<主格>

    「重きは恥、軽きは息。」

    諺。繋辞を落とし、述語の形容詞を先に置くのは格言の形。恥は人を重くして下へ引くものとされ、重性名詞になる。

    ké na éso hémbro tásei?

    読み:ケー ナ エーソ ヘンブロ ターセイ?

    kénaés-ohémbrotás-ei?
    <〜か><〜ない>いる-<(重いものが)>恥<主格><あなた>-<与格>

    「お前には恥というものがないのか。」

    たしなめる下向きの問い。ké は文のいちばん前、na は動詞の直前に置く。所有は「ある+持ち主の与格」で言い、動詞は持たれている物 hémbro(重性)に一致して éso になる。

  2. 恥じる心

    恥を知る気持ち。「恥のない者」は厚顔な人を言う。

    ké véilses hémbro?

    読み:ケー ヴェールセス ヘンブロ?

    kévéils-eshémbro?
    <〜か>忘れる<〜し終えた>-<あなたが>恥じる心<対格>

    「恥を知る心を忘れてしまったのか。」

    厚かましいふるまいを責める言い方。véil- は二重母音の語根なので、完了相は -s- を足して véils- になる。hémbro は重性なので、対格も主格と同じ形。

    rainiþésan rainiþárai hémbro éndrail.

    読み:ライニセーサン ライニサーライ ヘンブロ エンドライル。

    rain-iþ-és-anrainiþár-aihémbroéndr-ail.
    知る-<〜させる>-<〜すべし>-<彼らが>師-<〜たちが>恥じる心<対格>人-<〜らに>

    「師たちは、人々に恥を知る心を教えるべし。」

    学び舎の心得を記した書の文。当為法の3人称複数。強勢は -és- に移る。教わる相手は与格の複数 -ail で示す。重性の hémbro は対格でも主格と同じ形。

解説

恥・恥辱。重性の名詞で、恥は人を重くし、下へ引くものとされる。粗野なふるまい、崩れた言葉、系譜の欠けなどが恥になる。崖を下りた縁の民の出来事は「流れの恥」と呼ばれ、正面からは語られない。「恥を負う」は faronér- hémbro(恥を担ぐ)と言う。

文法

重性・o語幹(hémbro/hémbros/hémbroi…)。複数 hémbrul。

語源

古高原語 *hémbro から

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