lárno

品詞
名詞
意味
岸
発音
[ˈlarno]
読み
ラールノ
分野
自然・天体・天候・地形

意味

  1. 岸

    湖やゆるやかな川の、水と陸が接するところ。水際とそのすぐ上の土地を指す。

    sénim lárno.

    読み:セーニン ラルノ。

    sén-imlárno.
    見る-<私が>岸<対格>

    「私は岸を見る。」

    lárno は重性o語幹名詞で、単数対格は主格と同じく無標の lárno として現れる。ここでは見ることの対象を直接対格で取る。

    glǘno lárno.

    読み:グリューノ ラルノ。

    glǘn-olárno.
    凍る-<(重いものが)>岸<主格>

    「岸が凍る。」

    lárno は主語として現れる。重性o語幹名詞の単数主格は引用形 lárno そのまま。主語が重性なので動詞は 3人称単数・重性の -o をとる。

  2. 湖畔

    岸に沿って広がる低い土地や、そこにある家並み・村。都の言葉では、丘の上と対になる「低い所」の含みを帯びることがある。

    ké éso mérvo só lárno?

    読み:ケー エーソ メルヴォ ソー ラルノ?

    kéés-omérvosólárno?
    <〜か>いる-<(重いものが)>村<主格>この<重性>湖畔<主格>

    「この村は湖畔の集落か。」

    名詞述文による尋ね。lárno は水際そのものではなく、湖畔の低い土地・集落を指す用法。述語名詞は主語に一致せず、主格のまま置く。

解説

湖や、流れのゆるやかな川の、水と地面が接するあたりの土地を言う。地面を指す語なので重性で、場所は前置詞なしの与格 lárnoi「岸で・水辺に」で言う(véinores lárnoi「湖の岸に」)。崖のきわを指す orén「縁」とは別の語で、orén が「落ちる所」、lárno が「水が止まる所」という感覚で使い分ける。峡谷の切り立った川べりは「岸」というより崖や谷の壁として言うことが多く、lárno と言えるのは、湖盆の湖や大湖の出口の渡しのように、歩いて水際まで下りられる平らな水辺である。湖都では身分の高い家ほど丘の上に、低い家ほど湖のほとりに建つので、都の言葉で「岸の者」「岸から上がってきた」と言うと、生まれの低さをほのめかす響きになることがある。いっぽう湖畔の村や漁村では、岸は網を干し、凍りの頃には氷の張りはじめを見張る暮らしの場で、悪い含みはない。湖の氷は岸から張りはじめ、霧期には岸から腐るので、氷の状態を言うときにもよく出てくる(lárnoi glüníño「岸に薄氷」)。

文法

重性・o語幹。単 主対 lárno/属 lárnos/与 lárnoi、双 主対 lárnou/属与 lárnoun、複 主対 lárnul/属 lárnur/与 lárnuls。主格と対格は同じ形。場所は裸の与格 lárnoi か、方向の前置詞+与格(an lárnoi「岸の上手(北側)で」)で言う。綴りは〈larno〉。

語源

古高原語にさかのぼる固有の語根で、言語内のほかの語からは説明できない。重性o語幹の語末の -o は、古い重性の接辞 *-o- が語幹の末尾として残ったもので、nébro「霧」と同じ型。

説明に出てくる語

高原語辞典

高原語辞典

左の一覧から語を選ぶか、上の検索欄に日本語またはローマ字を入れてください。

高原語入門

左の目次から課を選んでください。

高原語の文法書

左の一覧から選んでください。

資料集

高原語で書かれた読み物です。左の一覧から選んでください。

小説

左の目次から話を選んでください。

語彙の候補

小説・世界設定・翻訳から見つけた「辞書にない語」の候補です(uv run conlang dict-grow 名前 で作られます)。登録する語を選んでください。同義語として複数選べます。

作ってほしい語を依頼する