小説
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メウルヴェイノル
大湖の隣の湖のほとりにある、毛織物の市の町。
ké sórel, géles du meulvéinor?
読み:ケー ソーレル、ゲーレス ドゥ メウルヴェーノル?
| ké | sórel, | gél-es | du | meulvéinor? |
| <〜か> | 今日 | 行く-<あなたが> | 下手 | メウルヴェイノル<対格> |
「今日、メウルヴェイノルへ行くのか。」
日常会話向けの疑問文。時節語 sórel を場面の枠に置いている。du と組む meulvéinor は目的地を表し、重性名詞の対格は無標の単独形になる。
anórel, tóro fáron du meulvéinor.
読み:アノーレル、トーロ ファーロン ドゥ メウルヴェーノル。
| anórel, | tór-o | fáron | du | meulvéinor. |
| 昨日 | 来る-<(重いものが)> | 荷<主格> | 下手 | メウルヴェイノル<対格> |
「昨日、荷がメウルヴェイノルへ来た。」
年代記や帳簿のような記録文。時節語 anórel を場面の枠に置いている。主語 fáron が重性なので、動詞は3人称単数・重性の語尾 -o を取る。
湖盆の中央のつながりにある、大湖の隣の小さな湖のほとりの町。湖都から歩いて半日。毛山羊の毛と毛織物の市で知られ、段々畑の農民が雑穀を売り、毛織物や紙を買いに来る。湖盆の人々が「都へ行く」と言うときは用向きのある特別な旅で、ふだんの買い物は「メウルへ行く」と言う。崖道の商人も、値が高く礼法の重い都を避け、ここで品をそろえてから崖へ向かう。
固有名詞。重性・子音語幹(véinor と同じ)。綴りは〈meulveinora〉。くだけて meul とも言う。
méula「毛山羊」+ véinor「湖」の複合語。「毛山羊の湖」。
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