pómbar

品詞
疑問詞
意味
いくつ
発音
[ˈpombar]
読み
ポンバル
分野
代名詞・指示詞・疑問詞

意味

  1. いくつ

    物・家畜・荷の数を尋ねる。

    pómbar þrénul dúles?

    読み:ポンバル スレーヌル ドゥーレス?

    pómbarþrén-uldúl-es?
    いくつ段-<〜たちを>下る-<あなたが>

    「お前は何段下りの者だ。」

    相手の身分を尋ねる、下向きの問い。身分は「頂から何段下りたか」で言うので、動詞 dúl- と道のりの対格 þrénul を使う。答えは、たとえば réum þrénul dúlim「九段下りだ」となる。目上の人にこう尋ねるのはひどく無礼で、目上の人には推量法を使って遠回しに確かめる。

    pómbar báronul dulíþan kelárai du dálor?

    読み:ポンバル バーロヌル ドゥリーサン ケラーライ ドゥ ダーロル?

    pómbarbáron-uldul-íþ-ankel-ár-aidudálor?
    いくつ本-<〜たちを>下る-<〜させる>-<彼らが>伐る-<〜する人>-<〜たちが>下手下の国<対格>

    「樵たちは下の国へ何本下ろすのか。」

    降ろし場での日常の問い。数を問う pómbar は数詞と同じく名詞の前に置き、量の名詞 báron を複数にする。ここでは目的語なので複数対格 báronul(重性なので主格と同じ形)になる。降ろし場で数えるものは硬木と決まっているので、数えるものの複数属格は省いている。数を問う語句は、目的語の名詞句ごと動詞の前に出る。人を数える問いにはこの形を使わない。

    pómbar fáronul dulíþes?

    読み:ポンバル ファーロヌル ドゥリーセス?

    pómbarfáron-uldul-íþ-es?
    いくつ荷-<〜たちを>下る-<〜させる>-<あなたが>

    「お前は荷をいくつ下ろすのか。」

    下向きの問い(2人称を使う)。pómbar は数詞と同じく名詞の前に置き、名詞は複数にする。fáron は重性なので、複数対格は -ul になる。人ではなく物を数える問いなので、無礼にはならない。

    pómbar gandérul dulíþan kelárai?

    読み:ポンバル ガンデールル ドゥリーサン ケラーライ?

    pómbargandér-uldul-íþ-ankel-ár-ai?
    いくつ硬木-<〜たちを>下る-<〜させる>-<彼らが>伐る-<〜する人>-<〜たちが>

    「樵たちは硬木を何本下ろすのか。」

    降ろし場での問い。帳簿では量の名詞 báron「本」を入れるが、会話では省くことが多い。pómbar は名詞の前に置き、名詞は複数にする。疑問の名詞句は目的語として文頭に出るので、gandérul は複数対格。

    pómbar fáronul faronéres? faronérim ombár fáronul.

    読み:ポンバル ファーロヌル ファロネーレス?ファロネーリン オンバール ファーロヌル。

    pómbarfáron-ulfaron-ér-es?faron-ér-imombárfáron-ul.
    いくつ荷-<〜たちを>荷-<〜でする>-<あなたが>荷-<〜でする>-<私が>十荷-<〜たちを>

    「「荷をいくつ担ぐんだ?」「十担ぐ。」」

    二人の発話。疑問の数詞 pómbar は、名詞ごと動詞の前に出る。高原語には「はい」にあたる語がないので、答えは動詞を自分の人称に変えて繰り返し、数を添える。崖道での、くだけたやりとり。

    pómbar rólanais sóndelar lísers?

    読み:ポンバル ローラナイス ソンデラル リーセルス?

    pómbarrólan-aissóndel-arlís-ers?
    いくつ巻-<〜たちを>書物-<〜らの>書く-<あなたがたが>

    「お前たちは書物を何巻書くのか。」

    学び舎で、書き手たちに書写の量を尋ねる下向きの問い。疑問詞 pómbar を含む名詞句全体が動詞の前に出る。目的語なので量の名詞は複数対格 rólanais になる。書物は人ではないので、数を尋ねても無礼にならない。

    pómbar kloimárais rainíþes?

    読み:ポンバル クロイマーライス ライニーセス?

    pómbarkloimár-aisrainíþ-es
    いくつ弟子-<〜たちを>教える-<あなたが>

    「弟子を何人教えているのか。」

    同じ段の師どうしの会話。目上の人は数えないが、弟子は目下なので、数を尋ねる疑問詞 pómbar で数えてよい。疑問詞は名詞句ごと文頭に出て、名詞は複数対格になる。

  2. どれほど

    量の名詞を伴って、重さや長さの量を尋ねる。

    pómbar sákul méires némei?

    読み:ポンバル サークル メーレス ネーメイ?

    pómbarsák-ulméir-esném-ei?
    どれほど塩-<〜たちを>与える-<あなたが><私>-<与格>

    「「塩をどれほどくれるんだ?」」

    取引で、対価の量を尋ねる言い方。塩のように数えない物の量を尋ねるときは、名詞を単数のまま置く。帳簿では、ここに青銅の分銅で量った重さの単位を入れる。人を数えることにはならないので、礼の上の差し支えはない。

    sén kumbór só, ende. pómbar?

    読み:セーン クンボール ソー、エンデ。ポンバル?

    sénkumbórsó,ende.pómbar?
    見る<命令法><あなたが>青銅この<重性>どうぞどれほど

    「この青銅を見てくれ、頼む。どれほどだ?」

    縁の市の取引言葉。動詞はむき出しの語幹で使い、格語尾は落とす。最後の pómbar? は、目方や値を尋ねる決まった言い方で、これだけで使う。kumbór は金属なので重性になり、指示詞も重性の só をとる。

解説

物の数を尋ねる疑問詞。九十九までの数詞と同じく名詞の前に置き、名詞は複数にする(pómbar báronul gandérur「硬木何本」)。人の数を尋ねるのには使えない。人は数えないので、世帯を尋ねる pómbar hóumul「炉はいくつ」で言いかえる。星にも使えず、使えば禁忌に触れる。帳簿や市の取引でよく使う。

文法

格変化しない。後ろの名詞・量の名詞を複数にする。

語源

pó「何」+ombár「十」。「何十」の意から一般の数の問いになった。唇音の前の n/m の規則で -mb- となる。

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