小説
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数
数えた結果の数量。
ésa rimbá sé sélu!
読み:エーサ リンバー セー セール!
| és-a | rimbá | sé | sélu! |
| いる-<(軽いものが)> | 数<主格> | この<軽性> | 当てにならない大きな数 |
「こんな数、当てになるもんか!」
運び人や崖道の商人が言う、からかいの言い方。「この数は泥の千だ」という形で、話を盛った数や、ごまかしの入っていそうな大きな数をけなす。改まった場では使わない。
vír rimbá, ende.
読み:ヴィール リンバー、エンデ。
| vír | rimbá, | ende. |
| 言う<命令法><あなたが> | 数 | どうぞ |
「数を言ってくれ。」
縁の市の取引言葉。格語尾が落ちるので、対格の rimbán ではなく rimbá と言う。値や品の数を聞くとき、ごくふつうに使う。
ésa rimbá sáindares slúun.
読み:エーサ リンバー サインダレス スルーン。
| és-a | rimbá | sáindar-es | slúun. |
| いる-<(軽いものが)> | 数<主格> | 証文-<属格> | 千 |
「証文の数は千である。」
帳簿の突き合わせで数を確かめる言い方。「AはBだ」の文なので繋辞 és- を先頭に置く。rimbá は軽性なので、繋辞は -a をとる。属格 sáindares は rimbá の後ろに置く。
数の欄
帳簿や荷札で数を書く欄。
ésa rimbá sáindares sé gléin.
読み:エーサ リンバー サインダレス セー グレーン。
| és-a | rimbá | sáindar-es | sé | gléin. |
| いる-<(軽いものが)> | 数の欄<主格> | 証文-<属格> | この<軽性> | 清い |
「この証文の数の欄は、書き損じもなくきれいだ。」
検めで証文の書きぶりをほめる言い方。名詞句は「名詞–属格–指示詞」の順に並ぶ。rimbá は軽性なので、指示詞は sé、述語の gléin も軽性・主格の形になる。
na ésa rimbá sáindares sé.
読み:ナ エーサ リンバー サインダレス セー。
| na | és-a | rimbá | sáindar-es | sé. |
| <〜ない> | いる-<(軽いものが)> | 数の欄<主格> | 証文-<属格> | この<軽性> |
「この証文には数の欄がない。」
荷の検めで、書式の不備を指摘する言い方。存在の動詞 és- を na で否定している。rimbá は軽性なので、動詞は -a をとる。
数えた結果としての「数」。帳簿の「数」の欄も rimbá と呼ぶ。帳簿や荷札では、数を数字で書いたあとに念押しの言い換えを添えるのが決まりで、その二つを合わせて rimbá と言うこともある。目上の人や星について rimbá を言うことはない。
名詞。軽性・a語幹(語尾に強勢)。
rímb-「数える」+-á「〜するもの」。強勢は派生接辞に移る。
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