þárno

品詞
名詞
意味
端
発音
[ˈθarno]
読み
スアルノ
分野
生活・道具・衣食住

意味

  1. 端

    物の果て。中央からの距離としてとらえた、物のかたちを区切る先。

    ván þárno fúnelos, ende!

    読み:ヴァーン サルノ フーネロス、エンデ!

    vánþárnofúnel-os,ende!
    量る<命令法><あなたが>端<対格>綱-<属格>どうぞ

    「綱の端を量ってくれ、頼む。」

    日常の作業・市の場面での命令文。þárno は重性o語幹であり、単数の主格・対格は無標識の þárno と同型である。命令法では vánd- の語末子音連結が単純化して ván となる。所有主 fúnelos は重性属格で、物の所有を示す。

    éso þárno pímes rúgal.

    読み:エーソ サルノ ピーメス ルーガル。

    és-oþárnopím-esrúgal.
    いる-<(重いものが)>端<主格>紙-<属格>粗い

    「紙の端は粗い。」

    存在動詞 éso は主語 þárno に合わせて重性単数の形をとる。pímes は語幹 pím- に属格 -es が接した形。述語形容詞 rúgal は主語 þárno に一致し、重性単数主格では語尾がつかない。

  2. 両端

    双数の形で、布・綱・板など左右または両頭の端をひとまとまりとして指す。

    vándim þárnou fúnelos.

    読み:ヴァンディン サルノウ フーネロス。

    vánd-imþárn-oufúnel-os.
    量る-<私が>端-<双数・対格>綱-<属格>

    「私は綱の両端を量っている。」

    þárn-ou は語幹 þárn- に重性o語幹の双数主格・対格 -ou が接した形で、グロスも 端-DU.ACC と二形態素に対応させる。fúnelos は属格。

    kráilim þárnou pímes.

    読み:クライリン サルノウ ピーメス。

    kráil-imþárn-oupím-es.
    手に持つ-<私が>端-<双数・対格>紙-<属格>

    「私は紙の両端を持っている。」

    þárn-ou は語幹 þárn- に重性o語幹の双数主格・対格 -ou が接した形。pímes は語幹 pím- に属格 -es が接した形。

解説

限られた物の、中央に対して両側に生じる端を指す名詞。布・紙・綱・石・板など、手にとって扱える物に使う。崖や土地の縁、上から見える果て、季節の終わりは範囲に入れない。双数形が自然で、物の両端をひとまとまりで言う。名詞としては重性o語幹であり、紙や布など物の軽重によって語の性は変わらない。

文法

重性o語幹。語幹 þárn-。

語源

古高原語 *þarnu-(「切り残された先」「尽きるところ」)から。

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