小説
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太陽(詩語)
「昇る火」。日の出から日の入りまで、天を渡って昇り下りする火。詩・儀式・碑文の中で、太陽を動きのある主体として呼ぶとき用いる。
áura auréla.
読み:アウラ アウレーラ。
| áur-a | auréla |
| 昇る-<(軽いものが)> | 太陽<主格> |
「太陽が昇る。」
基本語順は動詞–主語。詩語 auréla と語根 áur- を響き合わせ、詩句・儀礼の詞のような改まった叙述を作る。auréla は本来ふだんの会話では用いられない。
aurénde auréla!
読み:アウレンデ アウレーラ!
| aur-énd-e | auréla |
| 昇る-<〜しますように>-<(軽いものが)> | 太陽<主格> |
「太陽が昇りますように。」
願望法の祈り。改まった場で天を呼ぶ句。auréla は軽性なので願望法の 3 人称単数は -e をとる。
太陽を指す詩語・儀式の語。「昇る火」の意。高原の世界観では、太陽のいちばん大事な動きはその日の昇り(órun)と下り(vélun)であり、この語はその動きそのものを名に込めている。第二要素 *-éla- は「火」の古い語根で、現行の elþá とは形が違い、古びた、しめやかな響きをもつ。詩、森の巫の詞(loimá)、降ろし場の碑の詞、最初の下ろしの儀式の詞の中に現れる。ふだんの会話では使わず、改まった場で天を呼ぶとき、あるいは詩の挨拶で季節を詠むときに使う。軽性。星の禁忌(数えない・指さない)は及ばないが、詩の中で太陽を「数える」(二つの太陽、三つの太陽などと言う)ことは、天の秩序を乱す比喩として忌避される。
軽性・a語幹。主格 auréla、対格 aurélan、属格 auréles、与格 aurélei、双数 aurélau、双属与 aurélaun、複主対 aurélai、複属 aurélar、複与 aurélaail。
áur-「昇る」+古高原語 *éla-「火」(現行形 elþá の古い語根)。複合語なので、前の要素の強勢は落ち、後ろの要素 *éla- に強勢が置かれる。*éla- は elþá の統一前の形とされる。
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