beilíño

品詞
名詞
意味
小袋(腰袋)
発音
[beiˈliɲo]
読み
ベイレニョ
分野
生活・道具・衣食住

意味

  1. 小袋・腰袋

    腰に下げる個人的な小袋。くだけた・親しい語。愛着や「拙い道具」の含みを伴う。

    kráil beilíño só, ende!

    読み:クライル ベイリーニョ ソー、エンデ!

    kráilbeilíñosó,ende!
    手に持つ<命令法><あなたが>小袋<対格>この<重性>どうぞ

    「この腰袋を持ってくれ、頼む。」

    親しい者どうしのくだけた依頼。beilíño は重性o語幹で、単数対格は主格と同形。命令法のむき出しの語幹に、固まった願望の決まり文句 ende が添えられる。改まった場ではこの語は使わない。

  2. 懐(比喩)

    「〜のbeilíñoが(ある/ない)」の形で、その人が身に着けている少々の備えや必需品を比喩的に指す。「彼のbeilíñoには塩がある」=「彼の懐には塩がある」。

    éso unlóur sáko un beilíñoi éles.

    読み:エーソ ウンロール サーコ ウン ベイリーニョイ エーレス。

    és-ounlóursákounbeilíñ-oiél-es
    いる-<(重いものが)>まだ塩<主格>内に懐-<与格><3人称単数・軽性>-<属格>

    「彼の懐には、まだ塩がある。」

    くだけた日常会話。beilíño は「懐」の比喩用法で、物理的な腰袋そのものというより、身につけている少々の備えを表す。un +与格で「〜の中に」。所有者は名詞の後ろの属格 él-es で示す。unlóur は動詞の直後に置く。

解説

「小さな腹」の意。腹(bélo)の指小形で、腰に下げて身に着ける小袋を指す。腹が人を養うものを内包するように、腰袋は塩・種・少しの水など、その人に欠かせない少々のものを持ち歩く、と考える比喩である。くだけた口語と、親しい者どうしの間に限って使われる。目上の人や改まった場では plúrno か houméro を使い、beilíño と言うと無遠慮に聞こえる。縁の人々や運び人、崖道の商人のあいだでは、段の差が薄いのでこの語がふつうに出る。自分の愛用した、擦れて毛が抜けかけた古い腰袋を指して beilíño と呼ぶのは、愛着とへりくだった「拙い道具」の含みをともなう。

文法

重性・o語幹(④型)。主格=対格。属格 -os、与格 -oi、双数 -ou/-oun、複数 -ul/-ur/-uls。

語源

bélo(腹・重性o語幹)+ -íño(指小・重)。字義「小さな腹」。腹が人を養うものを含むように、腰袋が身に着ける少々の備えを含む、との比喩。指小接辞 -íño が強勢をもつため、語根の強勢は消える。

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