glél-

品詞
動詞(他動詞)
意味
よそう
発音
[ˈglel]
読み
グレル
分野
生活・道具・衣食住

意味

  1. よそう

    匙や大匙ですくって、別の器(椀・皿)に移す。粥、団子、おかず、飯などの半固体・固体の食物に使う。液体には vúl-「注ぐ」を使う。

    gléla endríña lúsan es kúulos.

    読み:グレーラ エンドリーニャ ルーサン エス クーロス。

    glél-aendríñalús-aneskúul-os
    よそう-<(軽いものが)>子ども<主格>粥-<対格>から鍋-<属格>

    「子どもが鍋から粥をよそう。」

    日常の記述文。gléla は 3人称単数・軽性の直説法で、主語 endríña は人なので軽性。出所は前置詞句 es kúulos(kúulo の単数属格)で表す。glél は社会的な配給や抽象的な「与える」ではなく、匙で食物を別の器に移す動作そのものを指す。

    glél lúsan!

    読み:グレール ルーサン!

    gléllús-an
    よそう<命令法><あなたが>粥-<対格>

    「粥をよそえ。」

    くだけた日常の命令。命令法2人称単数は語幹そのまま glél。目的語 lúsan は対格。glél 自体には上下の含みはないが、命令法そのものは下向きの場面で使うのが普通。

解説

鍋や大皿から匙(sáva)ですくって別の器に移す、物理的な動作そのものを指す。液体を流す vúl-「注ぐ」と違い、粥・団子・おかず・飯などの半固体・固体の対象に使う。配給の社会的な側面(hoummán-「炉に与える」)や、抽象的に「与える」méir- とは異なり、匙でかちりとすくって別の椀や皿に入れる行為を単に言う。炉ばたで年長者が先に、と食事の作法があるが、この動詞自体には上下の含みは含まず、どの段の者も同じ形で使える。改まった言葉でもくだけた言葉でも使う、ふだん用の動詞である。

文法

他動詞。完了語根 góel-(e→ee の規則)。

語源

古高原語 *glélo- から。語源は不透明だが、流音(gl, l)の重なりが、匙ですくって移す滑らかな往復運動を音象徴的に表したとされる。

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