小説
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与える
ものを相手に渡して、相手のものにする(méira senár fáron torárei「目付が客に荷を与える」)。
léisin sáindaran, méirim élan senárei.
読み:レーシン サインダラン、メーリン エーラン セナーレイ。
| léis-in | sáindar-an, | méir-im | él-an | sen-ár-ei. |
| 書く<〜し終えた>-<〜して・〜く> | 証文-<対格> | 与える-<私が> | <3人称単数・軽性>-<対格> | 見る-<〜する人>-<与格> |
「証文を書き終えて、それを目付に渡す。」
完了の語根+-in で「〜し終えて」。主語は後ろの動詞と同じ(私)。 副動詞の句と主節は別の文として数えるので、主節の目的語は代名詞 élan で置く。
wéiro sáko némei, duói méirim ó endríñei.
読み:ウェーロ サーコ ネーメイ、ドゥオイ メーリン オー エンドリーニェイ。
| wéir-o | sáko | ném-ei, | duói | méir-im | ó | endríñ-ei. |
| いる<〜し終えた>-<(重いものが)> | 塩<主格> | <私>-<与格> | それから | 与える-<私が> | <3人称単数・重性・対格> | 子ども-<与格> |
「私は塩を手に入れ、それから子どもにそれをやる。」
所有の文の文法上の主語は塩なので、-in ではつなげず duói を使う。
anórel, an kórvoi, léisin sáindaran, méira lisár élan senárei.
読み:アノーレル、アン コルヴォイ、レーシン サインダラン、メーラ リサール エーラン セナーレイ。
| anórel, | an | kórv-oi, | léis-in | sáindar-an, | méir-a | lis-ár | él-an | sen-ár-ei. |
| 昨日 | 上手 | 倉-<与格> | 書く<〜し終えた>-<〜して・〜く> | 証文-<対格> | 与える-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人> | <3人称単数・軽性>-<対格> | 見る-<〜する人>-<与格> |
「昨日、倉の北側で、証文を書き終えて、書記はそれを目付に渡した。」
場面の枠は「時 → 場所 → -in の句」の順。それぞれ読点で区切る。「それを」は軽性の証文を受けるので élan。
méirim torárei nímbo te níla endríña.
読み:メーリン トラーレイ ニンボ テ ニーラ エンドリーニャ。
| méir-im | torár-ei | nímbo | te | níl-a | endríña. |
| 与える-<私が> | 客-<与格> | 乳<対格> | <関係節> | 飲む-<(軽いものが)> | 子ども<主格> |
「子どもが飲む乳を、私は客に出す。」
関係節のついた名詞句は節のいちばん最後に置くので、与格の torárei が目的語より前に出る。
méirim sáindaran sélvanei.
読み:メーリン サインダラン セルヴァネイ。
| méir-im | sáindar-an | sélvan-ei. |
| 与える-<私が> | 証文-<対格> | セルヴァン-<与格> |
「セルヴァンに証文を渡す。」
受け手は与格で示し、語順は動詞–目的語–与格になる。sélvan は軽性の子音語幹として変化し、対格は sélvanan、属格は sélvanes、与格は sélvanei になる。
méir téir sáindarais némei!
読み:メール テール サインダライス ネーメイ!
| méir | téir | sáindar-ais | ném-ei! |
| 与える<命令法><あなたが> | 三 | 証文-<〜たちを> | <私>-<与格> |
「証文を三通くれ。」
目下の相手や親しい者に向けた、下向きのくだけた命令。会話では量の名詞を省き、数詞の後ろの名詞を直接複数にする。sáindar は軽性なので、複数対格は -ais。語順は「動詞–目的語–与格」。目上の人には命令法を使わず、願望法で言う。
ésa plána méiren rainiþáres.
読み:エーサ プラーナ メーレン ライニサーレス。
| és-a | plána | méir-en | rainiþár-es. |
| いる-<(軽いものが)> | 紙の帳面<主格> | 与える-<〜した・〜された> | 師-<属格> |
「その紙の帳面は、師から与えられたものだ。」
学び舎での一場面。他動詞の分詞は受け身の意味になり、分詞の後ろの属格 rainiþáres が「師によって」を表す。紙の帳面は軽性なので、分詞 méiren は語尾のつかない軽性・単数・主格の形になる。
lúin na tóro nébro, méirim grúndo.
読み:ルーイン ナ トーロ ネーブロ、メーリン グルンド。
| lúin | na | tór-o | nébro, | méir-im | grúndo. |
| とき | <〜ない> | 来る-<(重いものが)> | 霧期<主格> | 与える-<私が> | 掛け<対格> |
「霧期が来ないうちに、掛けを払います。」
縁の市での、精算の約束の言葉。霧の中で結んだ約束は重んじられないので、精算はかならず霧期の前に済ませる。同じことを市では、決まり文句の an nébroi「霧の前に(期限までに)」で言うことが多い。
méir sáindaran sé némei.
読み:メール サインダラン セー ネーメイ。
| méir | sáindar-an | sé | ném-ei. |
| 与える<命令法><あなたが> | 証文-<対格> | この<軽性> | <私>-<与格> |
「その証文をこっちへよこせ。」
下向きの命令。語順は動詞–目的語–与格(受け手)で、受け手の「私に」は与格 némei で表す。ném は②型の語尾で格変化する。証文 sáindar は軽性の子音語幹なので、対格は -an、指示詞は軽性の sé になる。
méir sáko, ende.
読み:メール サーコ、エンデ。
| méir | sáko, | ende. |
| 与える<命令法><あなたが> | 塩 | どうぞ・頼む |
「塩をくれ、頼む。」
縁の市の取引言葉。動詞はむき出しの語幹(命令法2単と同じ形)で言い、ende を添えて頼みの言い方にする。市は段に乗らない場なので、この形は無礼にならない。ende は願望法の語尾 -énde が固まった小辞。運び人どうしでは énd とも言う。
méirim grúndo tásei an duliþímei fáronos.
読み:メーリン グルンド ターセイ アン ドゥリシーメイ ファーロノス。
| méir-im | grúndo | tás-ei | an | dul-iþ-ím-ei | fáron-os. |
| 与える-<私が> | 掛け<対格> | <あなた>-<与格> | 〜の前に | 下る-<〜させる>-<〜の技・〜さ>-<与格> | 荷-<属格> |
「掛けは、荷を下ろす前にお前に払う。」
縁の市での約束の言い方。時間は川の流れにたとえられ、早いほうが上手なので、an+与格が「〜の前に」の意味になる。duliþímei は dulíþ-「下ろす」に -ím「〜すること」がついた名詞の与格で、強勢は -ím に移る。同じ組み立ての決まり文句に an nébroi「霧の前に(=期限までに)」がある。
hóina éndra te méirim fáron élei.
読み:ホイナ エンドラ テ メーリン ファーロン エーレイ。
| hóin-a | éndra | te | méir-im | fáron | él-ei. |
| 帰る-<(軽いものが)> | 人<主格> | <関係節> | 与える-<私が> | 荷<対格> | 彼-<与格> |
「私が荷を渡した人が帰っていく。」
関係節の中で受け手(与格)にあたる部分は穴のままにできないので、代名詞の与格 élei で埋める(再述代名詞)。人を受けるので軽性の él を使う。関係節は文の終わりまで続く。
méirim sáindaran lisárei élei te tóra.
読み:メーリン サインダラン リサーレイ エーレイ テ トーラ。
| méir-im | sáindar-an | lis-ár-ei | él-ei | te | tór-a. |
| 与える-<私が> | 証文-<対格> | 書く-<〜する人>-<与格> | あの-<与格> | <関係節> | 来る-<(軽いものが)> |
「やって来た例の書記に、証文を渡す。」
軽性の指示詞 té は関係節の te の前に置けない。そのため、代わりに él を「あの・例の」の意味で名詞の後ろに置く。この él は指示詞と違って格変化し、ここでは lisárei に合わせて与格の élei になる。関係節の主語は抜けたまま空けておく。
méirim tambór társei.
読み:メーリン タンボール タルセイ。
| méir-im | tambór | társ-ei. |
| 与える-<私が> | 雑穀<対格> | お前たち-<与格> |
「お前たちに雑穀をやろう。」
受け手を与格 társei で表す。társ は同じ段か目下の複数の相手にしか使わないので、この文は下向きの話し方になる。家の主が働き手たちに食べ物を分けるような場面で使う。目上の相手には使わず、役職名を3人称で言う。
aumeirénde ausenár sáindaran dunémei.
読み:アウメイレンデ アウセナール サインダラン ドゥネーメイ。
| au-meir-énd-e | au-sen-ár | sáindar-an | duném-ei. |
| <お〜になる・御〜>-与える-<〜しますように>-<(軽いものが)> | <お〜になる・御〜>-見る-<〜する人> | 証文-<対格> | 手前-<与格> |
「目付殿に、手前へ証文をお下げ渡しいただきたく存じます。」
上向きの依頼。相手は2人称で呼ばず、ausenár「目付殿」を主語にした願望法の3人称で言う。受け手の自分は、ném ではなく、へりくだった duném の与格で言う。au- は m の前ではそのままの形でつく(aumeir-)。尊敬の動詞と謙譲の代名詞が一つの文に並ぶので、「目上の人から私へ」という上下の関係が文法の上に表れる。
pómbar sákul méires némei?
読み:ポンバル サークル メーレス ネーメイ?
| pómbar | sák-ul | méir-es | ném-ei? |
| どれほど | 塩-<〜たちを> | 与える-<あなたが> | <私>-<与格> |
「「塩をどれほどくれるんだ?」」
取引で、対価の量を尋ねる言い方。塩のように数えない物の量を尋ねるときは、名詞を単数のまま置く。帳簿では、ここに青銅の分銅で量った重さの単位を入れる。人を数えることにはならないので、礼の上の差し支えはない。
méir fáron térin lísen, ende.
読み:メール ファーロン テーリン リーセン、エンデ。
| méir | fáron | térin | lís-en, | ende. |
| 与える<命令法><あなたが> | 荷 | そのとおりに | 書く-<〜した・〜された> | どうぞ |
「書いたとおりに荷を渡してくれ、頼む。」
縁の市の決まり文句「térin lísen(書いたとおりに)」を使った取引言葉の文。分詞 lísen は、この決まり文句の中では一致の語尾をつけず、形を変えない。帳簿や証文の文面にたがわないことを念押しするときに使う。
meirésa orenvandár gandér térin lísen sáindarei.
読み:メイレーサ オレンヴァンダール ガンデール テーリン リーセン サインダレイ。
| meir-és-a | orenvandár | gandér | térin | lís-en | sáindar-ei. |
| 与える-<〜すべし>-<(軽いものが)> | 縁商人<主格> | 硬木<対格> | そのとおりに | 書く-<〜した・〜された> | 証文-<与格> |
「縁商人は、証文に書かれたとおりに硬木を渡すべし。」
証文の取り決めの一文。当為法で書かれている。「térin lísen」に与格の sáindarei を添えると、「証文に書かれたとおりに」の意味になる。縁商人は段の外の者だが、文法上は人として軽性で受ける。
méira houmár tambór kelárail ínin.
読み:メーラ ホウマール タンボール ケラーライル イーニン。
| méir-a | houmár | tambór | kel-ár-ail | ínin. |
| 与える-<(軽いものが)> | 家の主<主格> | 雑穀<対格> | 伐る-<〜する人>-<〜らに> | それぞれ |
「「家の主は、樵たちそれぞれに雑穀を分け与える。」」
炉ばたで食べ物を分ける場面。受け手を与格 íninei で言い、誰のそれぞれかを複数属格 kelárar で添える。ínin は子音語幹の軽性として変化する。
duméirim sáko snír autorárei.
読み:ドゥメーリン サーコ スニール アウトラーレイ。
| du-méir-im | sáko | snír | au-torár-ei. |
| <〜させていただく>-与える-<私が> | 塩<対格> | わずかな | <お〜になる・御〜>-客-<与格> |
「お客様に、わずかばかりの塩を差し上げます。」
客をもてなすとき、小皿の塩を出しながら言う決まった言い方。謙譲の du- は m- の前でそのままの形になる。sáko は干潟から借りた重性名詞なので、対格は主格と同じ形で、形容詞 snír にも語尾がつかない。最高の礼である塩をわざと「わずかな」と言うのは、差し出す物を控えめに言う謙遜である。
méir déral tambóros némei.
読み:メール デーラル タンボーロス ネーメイ。
| méir | déral | tambór-os | ném-ei. |
| 与える<命令法><あなたが> | 半分<対格> | 雑穀-<属格> | <私>-<与格> |
「雑穀の半分を私にくれ。」
下向きの命令。déral は重性の子音語幹名詞なので、対格は主格と同じ形。何の半分かは属格(tambóros)で後ろに示す。語順は動詞–目的語–与格(受け手)の順。
méirim téir kéulais tásei.
読み:メーリン テール ケウライス ターセイ。
| méir-im | téir | kéul-ais | tás-ei. |
| 与える-<私が> | 三 | 頭-<〜たちを> | <あなた>-<与格> |
「お前に(家畜を)三頭やろう。」
村や牧での、目下か同輩に向けたくだけた言い方(2人称の tás を使う)。何を数えているかが場面から明らかなので、数えるものの複数属格を省き、量の名詞 kéul だけで言っている。数詞 téir の後ろなので複数、目的語なので複数対格 kéulais になる。語順は動詞–目的語–与格(受け手)。
meirésan hóumul meiró aldárei áurenei.
読み:メイレーサン ホームル メイロー アルダーレイ アウレネイ。
| meir-és-an | hóum-ul | meiró | aldár-ei | áur-en-ei. |
| 与える-<〜すべし>-<彼らが> | 世帯-<〜たちが> | 税<対格> | 座-<与格> | 昇る-<〜した・〜された>-<軽性・与格> |
「世帯(炉)はそれぞれ、高き座に税を納めるべし。」
法典の文体。当為法の3人称複数で義務を定める。税を負うのは個人ではなく炉(世帯)で、主語は重性の複数主格 hóumul。méir-「与える」は、ここでは「納める」の意味。受け手の aldár áuren「高き座」は与格で、分詞も軽性の与格 -ei で一致する。
méira houmár tambór faronárei, ré eséndo gromó éles krán.
読み:メーラ ホウマール タンボール ファロナーレイ、レー エセンド グロモー エーレス クラーン。
| méir-a | houmár | tambór | faronár-ei, | ré | es-énd-o | gromó | él-es | krán. |
| 与える-<(軽いものが)> | 家の主<主格> | 雑穀<対格> | 運び人-<与格> | <〜と(節)> | いる-<〜しますように>-<(重いものが)> | 体<主格> | <3人称単数・軽性>-<属格> | 硬い |
「家の主は、体が丈夫であるようにと、運び人に雑穀を与える。」
「ré+願望法」で目的を表す文。ここでの願望法は丁寧さではなく、「そうなってほしいこと」を表す。主語の gromó は重性なので、願望法の語尾は -o になる。
lúin méira muró torárei, mé krailésa drál.
読み:ルーイン メーラ ムロー トラーレイ、メー クライレーサ ドラール。
| lúin | méir-a | muró | torár-ei, | mé | krail-és-a | drál. |
| とき | 与える-<(軽いものが)> | 濁り酒<対格> | 客-<与格> | <禁止・願いの打ち消し> | 持つ-<〜すべし>-<(軽いものが)> | 器の首<対格> |
「客に濁り酒を注ぐときは、器の首をつかまぬこと。」
もてなしの作法を述べた文。lúin の節は主節の前に置く。主節は当為法を mé で否定した禁止の形。主語を言わないので「人は」という一般の主語になり、lúin の節の動詞も主節の動詞も軽性の形をとる。
méira houmár sáko torárei.
読み:メーラ ホウマール サーコ トラーレイ。
| méir-a | houmár | sáko | torár-ei. |
| 与える-<(軽いものが)> | 家の主<主格> | 塩<対格> | 客-<与格> |
「家の主は客に塩を出す。」
もてなしの作法を述べる文。小さな皿に塩をひとつまみ載せて出すのが、客への最高の礼とされる。語順は動詞–主語–目的語–与格。sáko「塩」は干潟から借りた語で重性なので、主格と対格が同じ形。
meirésan houmárai meiró tambóros brándalei.
読み:メイレーサン ホウマーライ メイロー タンボーロス ブランダレイ。
| meir-és-an | houmár-ai | meiró | tambór-os | brándal-ei. |
| 与える-<〜すべし>-<彼らが> | 世帯主-<〜たちが> | 税<対格> | 雑穀-<属格> | 司-<与格> |
「世帯主は、雑穀の税を司に納めるべし。」
法典の条文の文体。当為法 -és- で「〜すべし」を表す。強勢が接尾辞に移るので、語根 méir- の ´ は消える。受け手の司は与格 -ei で表す。
na méirim fáron, ésa sáindar sé múrno.
読み:ナ メーリン ファーロン、エーサ サインダル セー ムルノ。
| na | méir-im | fáron, | és-a | sáindar | sé | múrno. |
| <〜ない> | 与える-<私が> | 荷<対格> | いる-<(軽いものが)> | 証文<主格> | この<軽性> | 当てにならぬもの |
「荷は渡さない、この証文は腐り氷だ。」
縁の市で取引を断るときの言い方。na は直説法の動詞の直前に置く。証文を tráumo「渡り氷」と請け合われたのに対して、múrno と言い返すことが多い。
meiréndes ílmo némei.
読み:メイレンデス イルモ ネーメイ。
| meir-énd-es | ílmo | ném-ei. |
| 与える-<〜しますように>-<あなたが> | 水<対格> | <私>-<与格> |
「水を一杯くれないか。」
同じ段の相手に、願望法の2人称でものを頼む「並び」の言い方。願望法の接尾辞 -énd- に強勢が移るので、語根の ´ は消える。ílmo は重性のo語幹で、主格と対格が同じ形になる。飲み水や使い水を指すふつうの語で、雨水を指すときには使わない。
méira zímbra méldo némorei.
読み:メーラ ジンブラ メルド ネーモレイ。
| méir-a | zímbra | méldo | némor-ei |
| 与える-<(軽いものが)> | 蜜蜂<主格> | 蜜<対格> | <我々>-<与格> |
「蜜蜂は我々に蜜をくれる。」
VSO の語順で、受け手を与格で示す基本の文。単数の zímbra は、ここでは蜜蜂という生き物全体を指している。蜂は軽性なので、動詞は -a をとる。受け手は人称代名詞の与格 némorei で表す。森の蜂の巣から蜜と蝋をとる暮らしを言った文。
méira houmár sáko torárei.
読み:メーラ ホウマール サーコ トラーレイ。
| méir-a | houmár | sáko | torár-ei. |
| 与える-<(軽いものが)> | 家の主<主格> | 塩<対格> | 客-<与格> |
「家の主が客に塩を与える。」
基本の語順「動詞–主語–目的語–与格」。受け手は与格で言う。sáko「塩」は干潟から借りた重性名詞で、対格は主格と同じ形。客に小皿で塩をひとつまみ出すのは、もてなしの最高の礼とされる。
méiran ólmarai kailó kelárail.
読み:メーラン オルマライ カイロー ケラーライル。
| méir-an | ólmar-ai | kailó | kel-ár-ail. |
| 与える-<彼らが> | 年長者-<〜たちが> | 乾酪<対格> | 伐る-<〜する人>-<〜らに> |
「年長者たちが樵たちに乾酪を与える。」
主語が複数なので、動詞は3人称複数の -an をとる。語順は動詞–主語–目的語–与格(受け手)。受け手の kelár「樵」は軽性の子音語幹で、複数与格は -ail。kailó「乾酪」は重性o語幹の名詞で、対格も主格と同じ形。
méira houmár tambór kelárail pírail.
読み:メーラ ホウマール タンボール ケラーライル ピーライル。
| méir-a | houm-ár | tambór | kel-ár-ail | pír-ail. |
| 与える-<(軽いものが)> | 炉-<〜する人> | 雑穀<対格> | 伐る-<〜する人>-<〜らに> | 若い-<軽性・〜ら(古い母音交替)・与格> |
「家の主は、若い樵たちに雑穀を与える。」
語順は「動詞–主語–目的語–与格」。人は軽性なので、形容詞は軽性の複数与格 -ail で一致する。
lúin méira séulin tambór némei, glénim élei méldo.
読み:ルーイン メーラ セウリン タンボール ネーメイ、グレーニン エーレイ メルド。
| lúin | méir-a | séulin | tambór | ném-ei, | glén-im | él-ei | méldo. |
| とき | 与える-<(軽いものが)> | 友<主格> | 雑穀<対格> | <私>-<与格> | 返礼する-<私が> | <3人称単数・軽性>-<与格> | 蜜<対格> |
「友が私に雑穀をくれると、私はその人に蜜でお返しをする。」
「返礼する」の意味では、お返しの品を対格に、相手を与格にとる。村の暮らしでよく聞く、くだけた言い方。
méira houmár sáko torárei.
読み:メーラ ホウマール サーコ トラーレイ。
| méir-a | houmár | sáko | torár-ei. |
| 与える-<(軽いものが)> | 家の主<主格> | もてなしの塩<対格> | 客-<与格> |
「家の主は客に塩を出して、手厚くもてなす。」
「塩を出す(与える)」は、小皿にひとつまみの塩を載せて出す最高の礼を言う慣用句で、手厚い歓迎そのものを指す。受け手の客は与格 torárei で、目的語の後ろに置く。
méirim kailó si sáko torárei.
読み:メーリン カイロー シ サーコ トラーレイ。
| méir-im | kailó | si | sáko | torár-ei. |
| 与える-<私が> | 乾酪<対格> | と | 塩<対格> | 客-<与格> |
「客に乾酪と塩をさしあげる。」
もてなしの言い方。語順は「動詞–目的語–受け手の与格」。kailó も sáko も重性なので、対格は主格と同じ形になる。客に塩をひとつまみ添えて出すのは、最高の礼とされる。
méir síndra rús, ende.
読み:メール シンドラ ルース、エンデ。
| méir | síndra | rús, | ende. |
| 与える<命令法><あなたが> | 帯 | 茶色の | どうぞ |
「茶色の帯をくれ、頼む。」
縁の市の取引言葉。格語尾が落ちて、宮廷語なら síndran rúsan となるところが síndra rús になる。動詞はむき出しの語幹で言い、ende を添える。市ではこの形でも無礼にはならない。
méira houmár méldo ámbel torárei.
読み:メーラ ホウマール メルド アンベル トラーレイ。
| méir-a | houm-ár | méldo | ámbel | tor-ár-ei. |
| 与える-<(軽いものが)> | 炉-<〜する人> | 蜜<対格> | 黄色い | 来る-<〜する人>-<与格> |
「家の主が客に黄色い蜜を出す。」
語順は動詞–主語–目的語–与格。蜜 méldo は重性o語幹なので、主格と対格が同じ形になり、形容詞にも語尾がつかない。もてなしの場面の文。
méiran orenvandárai sáko, méirimor kumbórul.
読み:メーラン オレンヴァンダーライ サーコ、メーリモル クンボールル。
| méir-an | orenvandár-ai | sáko, | méir-imor | kumbór-ul. |
| 与える-<彼らが> | 縁商人-<〜たちが> | 塩<対格> | 与える-<我々が> | 青銅器-<〜たちを> |
「縁商人は塩を出し、我々は青銅器を出す。」
取引の取り決めを述べる文。二つの主節を接続詞なしで並べ、読点で区切っている。上げ荷の塩と下ろし荷の青銅器を対にして言うのは、帳簿の見開きの書き方にも通じる言い回しである。
méir rínelul némei.
読み:メール リーネルル ネーメイ。
| méir | rínel-ul | ném-ei |
| 与える<命令法><あなたが> | 箸-<〜たちを> | <私>-<与格> |
「箸を取ってくれ。」
家族や目下の相手に言う、くだけた頼み。命令法の2人称単数は、語幹そのままの形で言う。受け手は与格で、目的語の後ろに置く。同じ段の相手には、願望法で meiréndes rínelul némei. と言う。
méiran houmárai tambór brándalei.
読み:メーラン ホウマーライ タンボール ブランダレイ。
| méir-an | houmár-ai | tambór | brándal-ei. |
| 与える-<彼らが> | 家の主-<〜たちが> | 雑穀<対格> | 司-<与格> |
「家の主たちは司に雑穀を納める。」
乾風期の前半に、倉の司が税の雑穀を取り立てることを言う文。受け手の司は与格 -ei で言う。
méira brándal plíndo orenvandárei.
読み:メーラ ブランダル プリンド オレンヴァンダーレイ。
| méir-a | brándal | plíndo | orenvandár-ei. |
| 与える-<(軽いものが)> | 司<主格> | 市の札<対格> | 縁商人-<与格> |
「司は縁商人に市の札を与える。」
語順は動詞–主語–目的語–与格。市の札は青銅の札で重性なので、主格と対格が同じ形になる。札を受けた縁商人は、商いの場にかぎって六段下りに準ずる者として扱われる。
méir grúndo, ende.
読み:メール グルンド、エンデ。
| méir | grúndo, | ende. |
| 与える<命令法><あなたが> | 掛け<対格> | どうぞ |
「掛けを払ってくれ、頼む。」
縁の市の取引言葉。掛けを「払う」は méir-「与える」で言い、動詞はむき出しの語幹の形になる。grúndo は重性o語幹なので、もともと主格と対格が同じ形。ende は願望法の語尾が固まってできた「どうぞ・頼む」。
ké méirses meiró? méirsim.
読み:ケー メールセス メイロー?メールシン。
| ké | méirs-es | meiró? | méirs-im. |
| <〜か> | 与える<〜し終えた>-<あなたが> | 税<対格> | 与える<〜し終えた>-<私が> |
「「税は納めたか?」「納めた。」」
村の者どうしのくだけたやりとり。二人の発話を一つにまとめている。méir- は二重母音の語根なので、完了相は -s- を足して méirs- にする。高原語には「はい」にあたる語がないので、問いの動詞を自分の人称に変えて繰り返して答える。
duméiran kelárai meiró pelsós aldárei áurenei.
読み:ドゥメーラン ケラーライ メイロー ペルソース アルダーレイ アウレネイ。
| du-méir-an | kel-ár-ai | meiró | pels-ós | aldár-ei | áur-en-ei. |
| <〜させていただく>-与える-<彼らが> | 伐る-<〜する人>-<〜たちが> | 貢ぎ物<対格> | 樹脂-<属格> | 座-<与格> | 昇る-<〜した・〜された>-<軽性・与格> |
「樵たちは、高き座に樹脂の貢ぎ物を献上する。」
森の氏族が王に産物を納めることを述べる文。差し出す側を低める謙譲の du- を動詞につけ、受け手の「高き座」は与格で表す。分詞 áurenei は aldárei(軽性・単数・与格)に一致する。同じ meiró でも、受け手が王なら「貢ぎ物」、倉なら「税」と訳し分ける。
glóiren! duméirim sáko autorárei.
読み:グロイレン!ドゥメーリン サーコ アウトラーレイ。
| glóiren! | du-méir-im | sáko | au-torár-ei. |
| ようこそ | <〜させていただく>-与える-<私が> | 塩<対格> | <お〜になる・御〜>-客-<与格> |
「ようこそ。お客人に塩を差し上げます。」
客に小皿の塩をひとつまみ出す、最高のもてなしのときの言い方。謙譲の du- をつけた動詞と、au- で高めた与格の「お客人に」を並べ、自分と相手の上下を文法の上でも示す。sáko「塩」は重性なので、対格も主格と同じ形になる。
dúmarim tambór te auméira aulisár. auríþen.
読み:ドゥーマリン タンボール テ アウメーラ アウリサール。アウリーセン。
| dúmar-im | tambór | te | au-méir-a | au-lis-ár. | auríþen. |
| いただく-<私が> | 雑穀<対格> | <関係節> | <お〜になる・御〜>-与える-<(軽いものが)> | <お〜になる・御〜>-書く-<〜する人> | ありがたく |
「書記の方がくださった雑穀を、いただきました。ありがたく。」
贈り物への礼状の結び。用件を書いたあと、最後に auríþen 一語を置いて結ぶのが手紙の決まった形である。関係節 te auméira aulisár では、目的語にあたる部分が空いたままになっている。méir- は補充形のない動詞なので、規則どおり au- をつけて尊敬の形にする。
nés! na méirim gandér só.
読み:ネース!ナ メーリン ガンデール ソー。
| nés! | na | méir-im | gandér | só. |
| いや・だめだ | <〜ない> | 与える-<私が> | 硬木<対格> | この<重性> |
「だめだ!この硬木はやれない。」
値の折り合いがつかないときに、売り手が申し出をはねつける言い方。nés を独立して先に叫び、そのあとに na で否定した文を続けて念を押す。na は動詞の直前に置く。市の外でこの語を使うと、ぶっきらぼうで下品に響く。
méir tambór, ende. nés, sórel nés.
読み:メール タンボール、エンデ。ネース、ソーレル ネース。
| méir | tambór, | ende. | nés, | sórel | nés. |
| 与える<命令法><あなたが> | 雑穀 | どうぞ | ない(品切れ) | 今日 | ない(品切れ) |
「「雑穀をくれ、頼む。」「ない、今日はもうない。」」
縁の市の取引言葉。品切れを、時を表す語と組み合わせて繰り返す言い方。動詞はむき出しの語幹、目的語は格語尾なしで言い、ende を添えて頼む。
meiréndes sóndelan sé némei.
読み:メイレンデス ソンデラン セー ネーメイ。
| meir-énd-es | sóndel-an | sé | ném-ei. |
| 与える-<〜しますように>-<あなたが> | 書物-<対格> | この<軽性> | <私>-<与格> |
「この書物を私に譲ってくれぬか。」
同じ段の相手への依頼で、願望法の2人称を使う。目下の相手なら命令法 méir、目上の相手なら願望法の3人称にする。sóndel は軽性・子音語幹で、指示詞 sé も軽性の形をとる。
dórel, sarénei, méirim sáindaran senárei.
読み:ドーレル、サレーネイ、メーリン サインダラン セナーレイ。
| dórel, | sarén-ei, | méir-im | sáindar-an | sen-ár-ei. |
| 明日 | 本番-<与格> | 与える-<私が> | 証文-<対格> | 見る-<〜する人>-<与格> |
「明日、本番で、私は目付に証文を渡す。」
縁の市で、目付の前に正式に証文を差し出す場面を言う。場面の枠は「時→場所」の順に並べ、時の dórel を先に置く。sarénei は場面の枠に入れ、動詞の後ろの与格は受け手の senárei 一つだけにする(裸の与格は一つまで)。
méira ólmar houmíño endríñei.
読み:メーラ オルマル ホウミーニョ エンドリーニェイ。
| méir-a | ólmar | houmíño | endríñ-ei. |
| 与える-<(軽いものが)> | 年長者<主格> | 椀<対格> | 子ども-<与格> |
「年長の方は、子どもに椀を与える。」
炉ばたでの配膳の場面。ふつうの椀 manó に代わる、年長者が用いる婉曲語 houmíño。動詞は主語の年長者(人・軽性)に一致。与格 endríñei が受け手(子ども)を示す。
duméirim kórviño ólmarei.
読み:ドゥメーリン コルヴィニョ オルマレイ。
| du-méir-im | kórviño | ólmar-ei. |
| <〜させていただく>-与える-<私が> | 箱(小倉)<対格> | 年長者-<与格> |
「年長者に箱を差し上げる。」
改まった・丁重な場。du-で自分を低め、受け手を与格で表す。
méirim krailílmo torárei.
読み:メーリン クライリルモ トラーレイ。
| méir-im | krailílmo | torár-ei |
| 与える-<私が> | 水袋<対格> | 客-<与格> |
「私は客に水袋を渡す。」
通行中や作業の合間に人へ差し出す水として扱う場面。méir-「与える」は、与えられる物 krailílmo に対して対格、受け手 torár に対して与格をとる。重性の名詞の対格は主格と同形で、krailílmo のままになる。
méir rimblóna sé, ende.
読み:メール リンブローナ セー、エンデ。
| méir | rimblóna | sé, | ende. |
| 与える<命令法><あなたが> | 測り竿<対格> | この<軽性> | どうぞ |
「この測り竿をくれ、頼む。」
道具の受け渡しで使う、くだけた依頼文。縁の市の言葉では格語尾が落ち、本来の対格 rimblónan は rimblóna のまま出る。命令法の語幹 méir の後ろに名詞 rimblóna と指示詞 sé が続き、語末の ende が頼みの定型になる。
lúin méirim, tóra páil pír.
読み:ルーイン メーリン、トーラ パイル ピール。
| lúin | méir-im, | tór-a | páil | pír |
| とき | 与える-<私が>, | 来る-<(軽いものが)> | 間違い<主格> | 小さい<主格> |
「私が差し出すときに、小さなうっかりが起こる。」
受け渡しの場面の定型。時を表す lúin 節が主節の前に来る。主節の主語が軽性の páil なので、動詞は軽性の 3人称単数 tóra を取る。主語に後置する形容詞 pír は主格のまま。
méir monsnembán némei, ende.
読み:メール モンスネンバーン ネーメイ、エンデ。
| méir | monsnemb-án | ném-ei, | ende. |
| 与える<命令法><あなたが> | 写し-<対格> | <私>-<与格> | どうぞ |
「写しを、私に、頼む。」
手渡して欲しいものを求める日常会話。命令法は語幹 méir を用い、受取手は与格で表す。文末の ende で要求を柔らかくする。
méira andaulóura soilkrélvo aursárei.
読み:メーラ アンダウローラ ソイルクレルヴォ アウルサーレイ。
| méir-a | andaulóura | soilkrélvo | aursár-ei. |
| 与える-<(軽いものが)> | 祖母<主格> | 髪留め<対格> | 祖先-<与格> |
「祖母が祖先に髪留めを渡す。」
祀りの場面。主語のandaulóuraは人なので軽性・3人称単数-a。受け手は与格aursárei。soilkrélvoは対格だが重性のため無標識。
méira senár sáindaran próunei sé.
読み:メーラ セナール サインダラン プローネイ セー。
| méir-a | sen-ár | sáindar-an | próun-ei | sé. |
| 与える-<(軽いものが)> | 見る-<〜する人> | 証文-<対格> | 正当な所有者-<与格> | この<軽性> |
「目付が証文をこの正当な所有者に渡す。」
証文交付・帳簿上の精算の場面。返還・請求の相手として、正当な所有者に交付する。próun の与格は próunei。VSO の基本語順では、与格は目的語の後に置く。
méir gáir némei ende
読み:メール ガイル ネーメイ エンデ
| méir | gáir | ném-ei | ende |
| 与える<命令法><あなたが> | 錐<対格> | <私>-<与格> | どうぞ |
「私に錐を渡してくれ、頼む。」
命令法。贈与の受け手は与格で示す。 ende は依頼の定型語で、命令法と共によく使われる。
渡す
取引で、品物や証文を相手の手に渡す。所有が移るかどうかは問わない。
méir sáindar, ende.
読み:メール サインダル、エンデ。
| méir | sáindar, | ende. |
| 渡す<命令法><あなたが> | 証文 | どうぞ |
「証文を渡してくれ、頼む。」
縁の市の取引言葉。動詞は語尾のない語幹で言い、目的語にも格語尾をつけない(改まった言い方なら対格 sáindaran)。ende は願望法の語尾が固まってできた小辞。市は段に乗らない場なので、むき出しの語幹で言っても無礼にはならない。ここでの「渡す」は手渡すことで、所有が移るとはかぎらない。
meirésa orenvandár sáindaran senárei.
読み:メイレーサ オレンヴァンダール サインダラン セナーレイ。
| meir-és-a | orenvandár | sáindar-an | sen-ár-ei. |
| 渡す-<〜すべし>-<(軽いものが)> | 縁商人<主格> | 証文-<対格> | 見る-<〜する人>-<与格> |
「縁商人は、証文を目付に渡すこと。」
市の決まりを記した文書の文体で、当為法を使う。強勢は -és- に移り、語根の強勢は消える(meirésa)。証文を目付に預けて検めてもらうことなので、所有が移るわけではない。
ものを相手に渡して、相手のものにすることを表す。受け手は与格で示す。高原では、ものの受け渡しにも高さの感覚がはたらく。目上の人に差し上げるときは謙譲の duméir-、目上の人がくださるときは尊敬の auméir- を使う。客に塩を一つまみ出すことも、この語で言う。縁の市では méir, ende「くれ・渡してくれ」が決まり文句のように使われる。
dróuman kelárai es meirós.
読み:ドローマン ケラーライ エス メイロース。
| dróum-an | kel-ár-ai | es | meir-ós. |
| 嘆く-<彼らが> | 伐る-<〜する人>-<〜たちが> | から | 税-<属格> |
「樵たちは税を嘆いている。」
日常の不満を言う文。meiró は語尾に強勢のある重性o語幹で、属格は -ós。
完了語根は、二重母音の語根なので -s- を足した méirs-。尊敬は auméir-「くださる」、謙譲は duméir-「差し上げる」(どちらも接頭辞をそのままつけた規則的な形)。
古高原語から受け継いだ語。
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