小説
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ため息
疲れ・残念・諦めで、声を立てずに静かに漏れる息の音、またはその行為。
huenéra húena un sóndelei.
読み:フエネーラ フーエナ ウン ソンデレイ。
| huenér-a | húena | un | sóndel-ei. |
| 抜ける-<(軽いものが)> | ため息<主格> | 内に | 書物-<与格> |
「書物のなかで、ため息が漏れる。」
書物・文学的な表現。文章の行間から語り手の心持ちが漏れ出る意。húena は軽性。抽象的な場にも un + 与格を用いる。感情を直接述べるのではなく、静かににじませる書き方。
(比喩)息で出す溜め息
言葉にできない感情を、息だけで表す行為そのもの。内容が何であるかを問わない、音と動作の総称。
息が静かに、長く抜ける音。嘆き(dróum-)ほど大きく声は立てず、疲れ・残念・諦めで漏れる一息の音そのものを指す。炉ばたでは日常の音として許され、森の村では一日に何度も聞こえる。宮廷では、息は軽く美しく上へ昇るべきものなので、下に抜けるこの音は失礼とされる。語頭の h の息の音と、長母音 hú の引き伸ばしが、息が静かに逃げていく響きそのものである。
軽性・a語幹
古高原語 *húen- から。息を長く静かに抜く音の擬態から生まれた、独立の語根。
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