louvrúndo

品詞
固有名詞(河川名)
意味
長川
発音
[louˈvrundo]
読み
ロウブルンド
分野
自然・天体・天候・地形

意味

  1. 長川

    大湖から流れ出て森の帯の峡谷を下り、縁の大滝となって落ちる、高原の中央の大河。

    tóro louvrúndo es amfóndaros

    読み:トーロ ロウヴルンド エス アンフォンダロス

    tór-olouvrúndoesamfóndar-os
    来る-<(重いものが)>長川<主格>から上手の源-<属格>

    「長川はアンフォンダルから流れてくる。」

    地理的な「上手の源」の北の高み・湖盆一帯を指す例。固有名詞 louvrúndo を主語に取り、重性一致 tóro。es+属格が水源を表す。詩や帳簿で、川を源から述べる定型。

    éso louvrúndo mór.

    読み:エーソ ロウヴルンド モール。

    és-olouvrúndomór.
    存在-<(重いものが)>長川<主格>大きい

    「長川は大きい。」

    日常の景観描写。重性o語幹の louvrúndo は単数主格で語末の -o を残す。述語の形容詞 mór は主語と性・数・格を一致させ、重性単数主格では語尾がつかない。

  2. (詩)王国の流れ

    宮廷の詩で、王都の湖から出る川として、王国や王統の流れを指して詠む言い方。

    dúlo louvrúndo lóurul análoros.

    読み:ドゥーロ ロウヴルンド ロールル アナーロロス。

    dúl-olouvrúndolóur-ulanálor-os.
    下る-<(重いものが)>長川<主格>瀬-<〜たちを>上手の国-<属格>

    「長川は、上手の国の瀬を流れ下る。」

    宮廷詩で王国の流れを詠む表現。lóur は「川瀬」と「世代」を兼ね、lóurul は重性名詞の複数対格で、流れ下る道のり・世代を表す。louvrúndo を王国そのものの流れとして詠む。

解説

高原の中央を流れる、いちばん大きな川の名。都の湖である大湖から流れ出し、出口の渡しを過ぎると森の帯の峡谷に入って深く速く流れ、縁で大滝となって干潟へ落ちる。字義は「遠くまで走る水」で、源の湖から崖の下までの道のりの長さを言った名である。地を流れる水なので重性で、受ける動詞は3人称単数・重性の -o の形をとる(dúlo louvrúndo「長川が下る」)。地名や施設名に添えるときは属格 louvrúndos を後ろに置く(traumbél louvrúndos「長川の橋」、duló louvrúndos「長川の滝=縁の大滝」)。三本の大河のうち王都の湖から出る川なので、宮廷の詩では王国そのものの流れとして詠まれることが多く、源から段を下りながら濁って重くなる川の見方の、代表の例として引かれる。崖道の主な道筋と縁の市は、この川が刻んだ峡谷とその出口にある。都の言葉でも崖道の言葉でも同じ名で呼ぶ。くだけた話し方では語末の母音が落ちて louvrúnd と発音されるが、綴りは〈louvrundo〉のまま。日本語話者には v がバ行に聞こえるので「ロウブルンド」と聞こえやすく、ou を長母音と取って「ローブルンド」と聞くこともある。

文法

固有名詞・重性o語幹。属格 louvrúndos、与格 louvrúndoi。一つしかない川の名なので、双数・複数はふつう使わない。

語源

lóuvan「遠い」の古い複合形 *lóuv- + rúndo「走り水(谷を走る速い水)」。複合語なので前の要素の強勢は落ち、lóuvan の -an は複合のときに現れない。音節の切れ目は lou-vrún-do で、v は次の音節の頭の vr に入る。

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