小説
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大きい
大きさ・量感があること。
ésa árnel mór téndo.
読み:エーサ アルネル モール テンド。
| és-a | árnel | mór | téndo. |
| いる-<(軽いものが)> | 木<主格> | 大きい | あそこ |
「あそこに大きな木がある。」
存在の文は「és-+主語+場所」の順に言う。立ち木は軽性なので、繋辞は ésa になる。形容詞 mór は軽性・単数・主格で、一致の語尾はつかない。道案内などで日常よく使う言い方。
þóra bóula mór or planélei.
読み:ソーラ ボーラ モール オル プラネーレイ。
| þór-a | bóula | mór | or | planél-ei. |
| 立つ-<(軽いものが)> | どんぐりの木<主格> | 大きい | 日の出側 | 白樹皮の木-<与格> |
「白樹皮の木の日の出側に、大きなどんぐりの木が立っている。」
日常の描写文。生えているどんぐりの木は軽性なので、動詞は3人称単数・軽性の -a をとる。形容詞 mór は名詞の後ろに置き、軽性・単数・主格の形(語尾なし)で一致する。
éso gandér só mór an gandéruls.
読み:エーソ ガンデール ソー モール アン ガンデールルス。
| és-o | gandér | só | mór | an | gandér-uls. |
| いる-<(重いものが)> | 硬木<主格> | この<重性> | 大きい | 上手 | 硬木-<〜らに> |
「この硬木は、硬木の中でいちばん大きい。」
「いちばん〜」は、an に同じ仲間の複数与格を続けて言う。森の司の検め役や樵が、丸太を見比べるときの言い方。
tául fáron mór, ende.
読み:タウル ファーロン モール、エンデ。
| tául | fáron | mór, | ende. |
| 取る<命令法><あなたが> | 荷<対格> | 大きい | どうぞ |
「大きいほうの荷を取ってくれ、頼む。」
縁の市の取引言葉。動詞はむき出しの語幹で言い、ende を添える。fáron は重性なので、対格でも形は変わらない。形容詞にも語尾はつかない。
anórel, kráiso dóulin tórvo mór.
読み:アノーレル、クライソ ドーリン トルヴォ モール。
| anórel, | kráis-o | dóulin | tórvo | mór |
| 昨日 | 割れる<〜し終えた>-<(重いものが)> | もう | 梁<主格> | 大きい<主格> |
「昨日、大きな梁がもう割れた。」
肯定の「もう」dóulin は完了相の動詞と組むため、割れる krás- の完了語根 kráis- を用いて kráiso とする。場面の枠 anórel を文頭に置き、相の副詞 dóulin は動詞の直後、主語の前に置く。
éso louvrúndo mór.
読み:エーソ ロウヴルンド モール。
| és-o | louvrúndo | mór. |
| 存在-<(重いものが)> | 長川<主格> | 大きい |
「長川は大きい。」
日常の景観描写。重性o語幹の louvrúndo は単数主格で語末の -o を残す。述語の形容詞 mór は主語と性・数・格を一致させ、重性単数主格では語尾がつかない。
éso daumár némes mór.
読み:エーソ ダウマール ネーメス モール。
| és-o | daumár | ném-es | mór |
| いる-<(重いものが)> | 両腕の幅<主格> | <私>-<属格> | 大きい |
「私の両腕幅は大きい。」
単位としてではなく、両腕を広げた幅そのものを表す用法。所有者は名詞の後ろの属格 ném-es で示す。daumár は重性名詞として éso を受ける。
偉大な
氏族・家・事業などの勢いや規模が大きいこと。目上の人自身には使わない。
duþélim sélvanan, an fóndaros móros ráimaros dúlenan téir lóurul.
読み:ドゥセーリン セルヴァナン、アン フォンダロス モーロス ライマロス ドゥーレナン テール ロールル。
| du-þél-im | sélvan-an, | an | fóndar-os | mór-os | ráimar-os | dúl-en-an | téir | lóur-ul. |
| <〜させていただく>-名乗る-<私が> | セルヴァン-<対格> | 上手 | 源-<属格> | 偉大な-<重性・属格> | ライマル-<属格> | 下る-<〜した・〜された>-<軽性・対格> | 三 | 瀬-<〜たちを> |
「偉大なるライマルの源から三瀬下りた、セルヴァンと名乗らせていただきます。」
改まった場での名乗り。名詞句の中は「名詞–形容詞–属格」の順に並び、形容詞は重性の fóndar に合わせて属格 -os になる。mór を家や氏族に使うと、その勢いが大きいことを誇る言い方になる。目上の人自身を mór と言うことはしない。
lísa lisár sáindaran móran.
読み:リーサ リサール サインダラン モーラン。
| lís-a | lis-ár | sáindar-an | mór-an. |
| 書く-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人> | 証文-<対格> | 大がかりな-<軽性・対格> |
「書記は、大がかりな取引の証文を書く。」
事業や取引の規模が大きいことを言う用法。形容詞は、軽性の sáindar の対格に一致して -an をとる。
物の大きさを言う基本の語。丸太、石、湖、獣などに使う。高原では「高い」には áuren(áur- の分詞)を使うので、mór は横の広がりや量感のほうに重みがある。人や氏族について言うと「偉大な」「勢力の大きい」の意味になるが、目上の人にじかに使うと「数え、測る」感じがして無作法とされ、宮廷では áuren を使う。
éso louríño mór némei.
読み:エーソ ロウリーニョ モール ネーメイ。
| és-o | louríño | mór | ném-ei. |
| いる-<(重いものが)> | 皺<主格> | 深い | <私>-DAT. |
「私には深い皺がある。」
日常会話。存在文で、持ち主を裸の与格 némei で示す。対象 louríño は重性単数なので存在動詞は és-o。形容詞 mór は、この比喩では皺の深さを含む。
ésa kréla hóumos mór.
読み:エーサ クレーラ ホーモス モール。
| és-a | kréla | hóum-os | mór. |
| いる-<(軽いものが)> | 向かい<主格> | 炉-<属格> | 広い |
「炉の向かいは広い。」
kréla を主語に使う名詞用法。軽性名詞なので状態の動詞は -a。参照点の炉の属格 hóumos は中心名詞 kréla の後ろに置く。mór は空間について「広い」の意味に使う。
形容詞。名詞の後ろに置き、性・数・格に一致する。
古高原語 *mór から
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