小説
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うなずく(肯定・了解)
頭を小さく上下に揺し、同意や了解を示す。一度の動きで十分であることが多い。
éun, vrénim.
読み:エウン、ヴレーニン。
| éun, | vrén-im. |
| うん, | うなずく-<私が> |
「うん、私はうなずく。」
日常会話の応答。相槌éunに続けて、1人称単数の直説法自動詞を使う。主語は語尾に含み、代名詞は置かない。肯定・了解を示すふつうのうなずき。
vérin, vréna ólmar pír-in.
読み:ヴェーリン、ヴレーナ オルマル ピーリン。
| vérin, | vrén-a | ólmar | pír-in. |
| そのとおり, | うなずく-<(軽いものが)> | 年長者<主格> | 小さい-<〜して・〜く> |
「「そのとおり」と年長者は小さくうなずく。」
改まった集まりで了解を示す動作を記述する文。主語の人名詞は軽性なので、動詞は3人称単数・軽性の-aを取る。程度は後続の副詞pír-inが表す。
うなずく(合図)
言葉を用いずに、頭を揺して相手を促す、合図を出す。運び人が崖道で合図を交わすときなどによく使われる。
lúin vréna faronár, géla endríña.
読み:ルーイン ヴレーナ ファロナール、ゲーラ エンドリーニャ。
| lúin | vrén-a | faronár, | gél-a | endríña |
| とき | うなずく-<(軽いものが)> | 運び人<主格> | 行く-<(軽いものが)> | 子ども<主格> |
「運び人がうなずくと、子どもは行く。」
lúin で時節を作る。無言のうなずきが、子どもに出かける合図になっている。
頭部を上下に揺して肯定、了解、合図を表す基本的な動作。程度は副詞で言う(pír-in「小さく」、bróus-in「何度も」、mór-in「大きく」)。首を左右に振る否定の動作は別の語であり、うなる(唸る・唸りを発する)とは全く異なる動作である。日常会話で最もふつうに使われる形で、改まった場や詩では、gráundúl-(「頭を下げる」の複合)や selvádúl-(「息を下げる」の婉曲)に置き換えられることが多い。
自動詞。完了相は母音交替 e→ee で vreen-(vreena「うなずき終えた」)。主語は頭部(gráun)または人(éndra)で、軽性で受ける。
語源不詳の古い語根。vr- の子音のつながりが、短くやわらかく繰り返す動きの響き(擬音的)を残している可能性がある。
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