小説
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手を振る
遠くへ無事や了解を伝えるために、片手または両手を左右・上下に振る。
marléuma endríña sórel.
読み:マルレウマ エンドリーニャ ソーレル。
| marléum-a | endríña | sórel |
| 手を振る-<(軽いものが)> | 子<主格> | 今日 |
「今日は子どもが手を振る。」
日常の場面。主語 endríña は人なので軽性で、直説法3人称単数軽性の語尾 -a を受ける。時を表す sórel を文の後ろに置いている。時制を表す語形はなく、動作のありようをそのまま述べる。
marléuma ráuvan an aurándo.
読み:マルレウマ ラウヴァン アン アウランド。
| marléum-a | ráuvan | an | aurándo |
| 手を振る-<(軽いものが)> | 森の巫<主格> | 上手 | 社<対格> |
「森の巫は社へ向かって手を振る。」
儀礼の場面。主語 ráuvan は軽性。前置詞 an に社 aurándo を対格で受け、「上手(北)の社へ」という方向を表す。aurándo は -ando 系の場所名詞で、重性o語幹、単数対格は主格と同じ形。
風を送る
実際の風を大きく起こす意ではなく、手の動きが風を思わせる所作を表す。
marléuma andaulóura térin.
読み:マルレウマ アンダウローラ テーリン。
| marléum-a | andaulóura | térin |
| 風を送る-<(軽いものが)> | 祖母<主格> | そのように |
「祖母は風を送るように手を振る。」
意味2の用例。実際の風を起こす意ではなく、手の動きが風を思わせる所作を述べる。副詞 térin「そのように」を文の後ろに置いて、仕草のありようを表す。この用法では語根 marléum- を「風を送る」と対応させる。
「手で風を起こす」という複合動詞。遠い相手や同行者に向け、片手ないし両手を左右・上下に振って、声をかけないままに無事・了解・注意を伝える所作を指す。手招き martór- とは異なり、相手を引きつけるのではなく、風をなびかせるような動きとして安否のしるしになる。
動詞。már(手)の双数 márou などを目的語に取れるが、身振りそのものは目的語なしで自動詞的に使う。
már「手」+léuma「風」の語末母音 -a を落とした語形 leum-。複合では後ろの要素が強勢を受け、前の már の ´ が落ちる。
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