nagróm

品詞
定型句(応答)
意味
なんの(どういたしまして)
発音
[naˈgrom]
読み
ナグロン
分野
会話の定型・挨拶・応答

意味

  1. どういたしまして

    礼に対する返事。

    fláinim! nagróm.

    読み:フライニン!ナグローン。

    fláinim!nagróm.
    助かるどういたしまして

    「「助かるよ!」「どういたしまして。」」

    二人の発話。くだけた礼 fláinim「(私は)軽い」に、nagróm「重くない」と返す決まったやりとり。nagróm は形容詞 gróm に否定の na- がついた形で、もとは「重荷ではない」という意味。

    nagróm. éso fáron fláin.

    読み:ナグローン。エーソ ファーロン フライン。

    nagróm.és-ofáronfláin.
    どういたしましている-<(重いものが)>荷<主格>軽い

    「どういたしまして。荷は軽かったよ。」

    荷を担いでもらった礼への返事。「重くない」の nagróm に「荷は軽い」と重ねて、相手の気づかいを打ち消している。荷 fáron は重性なので、繋辞は -o、述語の形容詞 fláin は重性・主格の形(語尾なし)になる。

  2. 気にするな

    謝罪に対する返事。

    grómim! nagróm, séulin.

    読み:グローミン!ナグローン、セウリン。

    grómim!nagróm,séulin.
    すまない気にするな友

    「「すまない!」「気にするな、友よ。」」

    二人の発話。くだけた謝罪 grómim「(私は)重い」に、nagróm「重くない」と返して相手の過ちを打ち消す。感謝への返事と同じ形を、謝罪への返事にも使う。

    nagróm. mé grém, endríña.

    読み:ナグローン。メー グレーン、エンドリーニャ。

    nagróm.mégrém,endríña.
    気にするな<禁止・願いの打ち消し>恐れる<命令法><あなたが>子ども

    「気にするな。怖がらなくていい、坊や。」

    器を割った子どもなどをなだめる言い方。禁止は mé+命令法で言い、命令法の2人称単数は、語幹をそのまま使う。目下の者への下向きの話し方である。

解説

礼や謝罪に応じる言葉。「重くない」という意味で、fláinim「助かる」に対しては「なんでもない」、grómim「すまない」に対しては「気にするな」の意味になる。くだけた会話で使い、改まった場では詩句を引いて応じることが多い。

文法

否定の小辞 na+形容詞 gróm。繋辞を落としたくだけた述語文が固まったもの。

語源

na(否定)+gróm「重い」。

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