noumovír-

品詞
動詞(自動詞)
意味
顔が言う(無言で伝える)
発音
[noumoˈvir]
読み
ノウモビール
分野
知覚・感情・思考・発話

意味

  1. 顔が言う(無言で伝える)

    言葉を発さず、顔の動き(目・眉・口角)だけで意思を届ける。家族内で、笑い・驚き・了解の瞬間に自然に起こる非言語の合図。

    noumovírau némor dáun

    読み:ノウモヴィーラウ ネーモル ダウン

    noumo-vír-aunémordáun
    顔-言う-<双数><我々>二人<主格>

    「我ら二人は顔で通じ合う。」

    夫婦、きょうだい、旧知など、身内の二人が声に出さず意を合わせる場面。主語は双数短语 némor dáun「我ら二人」。双数動詞 -au は人称を表さないため、双数主語は省略しない。

    noumovíra endríña sé

    読み:ノウモヴィーラ エンドリーニャ セー

    noumo-vír-aendríñasé
    顔-言う-<(軽いものが)>子<主格>この<軽性>

    「この子は顔で伝える。」

    家庭や親しい者どうしの日常の場面。noumovír- は「顔が言う(無言で伝える)」の自動詞で、文の主語は顔そのものではなく、顔で通じる人物にとる。主語 endríña は軽性なので、動詞は3人称単数・軽性の -a をとる。指示詞 sé は名詞句の末尾に置かれる。

  2. 顔で示す(詩・改まった用法)

    詩や改まった場面で、無言の合図を「顔が発語する」として、言葉と同列に扱う表現。息(selvá)が上らず顔に留まる、という世界観に基づく。

    noumovíran aursárai, na víran aursárai

    読み:ノウモヴィーラン アウルサーライ、ナ ヴィーラン アウルサーライ

    noumo-vír-anaursár-ai,navír-anaursár-ai
    顔-言う-<彼らが>祖先-<〜たちが><〜ない>言う-<彼らが>祖先-<〜たちが>

    「祖先たちは顔で通じ合い、口には語らない。」

    儀礼・系譜の読み上げなどで祖先どうしの通じを述べる、改まった定型句。主語 aursárai「祖先たち」が複数なので動詞は3複の -an をとる。第二節で vír-「言う」の否定を並べ、無言の合図が発語と同格に扱われることを示す。

解説

言葉を発さず、顔の動きだけで意思や感情を相手に届けること。高原の信仰では、言葉(virá)は息(selvá)として上へ昇るものだが、この合図では息が上らず、顔の中に留まったまま、目の動きや眉の動きとして相手に届く。家族や親しい者同士が、笑い・驚き・了解の瞬間に自然に見せる無言のやり取りを指す。詩や改まった言葉では、この非言語の合図に「言葉に匹敵する重み」を与える表現として使われる。都の宮廷では、身内の間でのこの動作を「顔が言う」と表現し、発語と同等の行為として尊重する含みがある。

文法

自動詞。双数または複数の主語をとる。完了語幹は noumoþóul-(vír- の補充完了形 þóul- を用いる)。

語源

nóumo「顔」+vír-「言う」。複合語。「顔が言う」という比喩で、発語と無言の合図を同じ「伝える」行為として捉える。

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