小説
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左手
体の左の手。
ésa endríña ormároi némes.
読み:エーサ エンドリーニャ オルマーロイ ネーメス。
| és-a | endríña | ormár-oi | ném-es. |
| いる-<(軽いものが)> | 子ども<主格> | 左-<与格> | <私>-<属格> |
「子どもは私の左にいる。」
左右は体から見た向きで言い、「〜の左に」は与格の後ろに持ち主の属格を置く。地形の向きは絶対方位で言う。
éso slóimo aldáres ormároi.
読み:エーソ スロイモ アルダーレス オルマーロイ。
| és-o | slóimo | aldár-es | ormár-oi |
| いる-<(重いものが)> | 隣<主格> | 座-<属格> | 左-<与格> |
「席の隣は左にある。」
儀礼・座席に関する表現。名詞句 slóimo aldáres は「席の隣(の席)」を示し、属格 aldáres が slóimo を限定する。述語の与格 ormároi が位置を示し、動詞は主語 slóimo に一致する。
éso velmár núl an ormároi
読み:エーソ ヴェルマール ヌール アン オルマーロイ
| és-o | velmár | núl | an | ormár-oi |
| いる-<(重いものが)> | 右<主格> | 低い | 上手 | 左-<与格> |
「右側は左より低い。」
宮廷の左右の作法を説明する文。比較は述語形容詞の後に an+与格。núl は位階的に一段低い低さを含む。
左側
体から見た左の方。与格 ormároi で「左に」。尊い側とされる。
ésa endríña ormároi némes.
読み:エーサ エンドリーニャ オルマーロイ ネーメス。
| és-a | endríña | ormár-oi | ném-es. |
| いる-<(軽いものが)> | 子ども<主格> | 左-<与格> | <私>-<属格> |
「子どもは私の左側にいる。」
日常会話の場面。存在・所在は存在動詞の与格句で表し、左側は与格 ormároi で「左に」と言う。持ち主は名詞句の後位の属格 némes で表す。
ésa torár sé ormároi aldáres áurenes.
読み:エーサ トラール セー オルマーロイ アルダーレス アウレネス。
| és-a | torár | sé | ormár-oi | aldár-es | áur-en-es. |
| いる-<(軽いものが)> | 客<主格> | この<軽性> | 左-<与格> | 座-<属格> | 昇る-<〜した・〜された>-<属格・軽性> |
「この客は高き座の左側にいる。」
儀礼・書物での位置記述。人を指す名詞 torár には軽性の動詞形が対応する。左側を ormároi で示し、その持ち主を属格句 aldáres áurenes「高き座の」で後に受ける。左は尊い側とされる。
左手、左側。字義は「日の出の手」。宮廷の作法から生まれた語で、基準は「北の上座に座り、段の下(南)を見下ろす姿勢」である。この姿勢では、日の出(東)が左手、日の入り(西)が右手に来る。今ではどちらを向いていても体の左右の意味で使い、もとの方角の意味は意識されない。地形や道案内は絶対方位(an・du・or・vel)で言い、体・家の中・宮廷の並び・書き物の上では左右を使う。縁の人々は、左右より絶対方位を好む。日の出は「昇る」ことの代表なので、高原では左のほうが尊い。宮廷では位の高い人が王の左に立ち、客は主人の左に座らせる。字を左から右へ書くのも、日の進む向きに書くのだと説明される。
重性・子音語幹(már「手」と同じ型)。属 ormáros、与 ormároi、双 ormárou。「〜の左に」は与格の後ろに属格を置く(ormároi némes「私の左に」)。
前置詞 or「日の出側」+ már「手」。宮廷の座の作法から生まれた語。
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