小説
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渇く
体の内部で水を求める感覚。喉や口が渇き、水分を欲する状態。
ké vélo grél?
読み:ケー ヴェーロ グレール?
| ké | vél-o | grél? |
| <〜か> | 渇く-<(重いものが)> | のど<主格> |
「喉が渇いているか。」
くだけた日常の問い。のどは肉体の部分なので重性で、動詞は3人称単数・重性の語尾をとる。
sórel, vélan endríñai.
読み:ソーレル、ヴェーラン エンドリーニャイ。
| sórel, | vél-an | endríñ-ai. |
| 今日 | 渇く-<彼らが> | 子ども-<〜たちが> |
「今日、子どもたちは渇いている。」
書物の記述では、時の語を短く示してから状態を言い切る。複数の子どもは軽性だが、動詞は複数の人称語尾のみで性を区別しない。
nárim velíman nílin ílmo
読み:ナーリン ヴェリーマン ニーリン イルモ
| nár-im | vel-ím-an | níl-in | ílmo |
| しのぐ-<私が> | 渇く-<〜の技・〜さ>-<対格> | 飲む-<〜して・〜く> | 水<対格> |
「私は水を飲んで渇きをしのぐ。」
日常会話で、喉の渇きを完全に止めるまでではないが、水を含んで取り急ぎやりすごす動作を示す。velím は véli- の語根 vel- に抽象名詞化の -ím をつけた軽性名詞で、対格単数は -an。副動詞 nílin は主語が後ろの動詞と同一であることを示す。ílmo は重性名詞で、対格単数は同形。
体の内部が水を求める状態を言う、基本的な状態動詞。「飲む」(níl-)が水を口に含ませる行為を指すのに対し、vél- はまだ水が口に入っていない、体自身が水を求めている感覚そのものを指す。凍りの頃に井戸や湧き水まで行く動機を述べる場面で日常的に用いられる。口調や場面を選ばない中立的な語で、改まった場でもくだけた場でもそのまま使える。
自動詞(状態動詞)。3人称単数の性の区別をもつ(軽性 -a、重性 -o)。完了相は母音交替 e → ee で véel-(「渇き切った」)。
古高原語 *wél- から。語源は不詳。
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