小説
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並べ替える
並んでいるものの順序を入れ替えて、並べ直す。石・荷・行・語など、並びをつくるものに広く使う。
orveléimim gandér un kórvino.
読み:オルヴェレーミン ガンデール ウン コルヴィノ。
| orveléim-im | gandér | un | kórvino. |
| 並べ替える-<私が> | 硬木<対格> | 内に | 移動倉<対格> |
「私は硬木を移動倉の中に並べる。」
市や硬木検め場での日常会話。orveléim-「並べ替える」で品を移動倉に並べる。un kórvino は「移動倉の中に」。
sórel, orveléimim húlmo.
読み:ソーレル、オルヴェレーミン フルモ。
| sórel, | orveléim-im | húlmo. |
| 今日 | 並べ替える-<私が> | 柵<対格> |
「今日は柵を組み替える。」
仮囲いとして柵を動かす場面。時間語 sórel を動詞の前に置く。orveléim-「並べ替える」に1人称単数語尾 -im がつく。
orveléimim brúndul lisés.
読み:オルヴェレーミン ブルンドゥル リセース。
| orveléim-im | brúnd-ul | lis-és |
| 並べ替える-<私が> | 塊-<〜たちを> | 字-<属格・単数> |
「私は字の塊(活字)を並べる。」
意味2。orveléim- と結ぶと brúndul は活字を指す。lisés は「字の」の単数属格で、通例の定型 brúndo lisés として、ただの塊と言い分ける。
(活字を)組み替える
字を一つずつ刻んだ駒の並び順を入れ替えて、版を組み直す。副動詞の形で、刷る手順の一つとして言うことが多い。
orveléim lisáis!
読み:オルヴェレーン リサイス!
| orveléim | lis-áis! |
| 組み替える<命令法><あなたが> | 字-<〜たちを> |
「字を組み替えろ!」
活字作業の現場で使う下向きの命令法。orveléim- の命令法 2 人称単数は語幹そのまま。組み替える対象を直接目的語にとる。
orveléimin lisáis, pándim.
読み:オルヴェレーミン リサイス、パンディン。
| orveléim-in | lis-áis, | pánd-im. |
| 組み替える<〜し終えた>-<〜して・〜く> | 字-<〜たちを> | 刷る-<私が> |
「字を組み替え終えて、刷る。」
版組みの手順を表す定型。副動詞の orveléimin は、主節の pándim と同一の主語を持つ完了副動詞である。目的語の lisáis は活字・駒・字札などの複数対格。
(詩の)語順を入れ替える
十拍の句に収めるために、句の中の語の順を入れ替える。詩人の推敲の言い方。
orveléima lisár mélnan.
読み:オルヴェレーマ リサール メルナン。
| orveléim-a | lis-ár | méln-an. |
| 語順を入れ替える-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人・主格> | 詩-<対格> |
「書記は詩の語順を入れ替える。」
書記が詩文を書き改める場での言い方。直接目的語の mélnan は、物理的な巻物そのものではなく、詩文の中の語の並びを指す。詩・句・文などの並びに対して使う。
並んでいるものの順序を入れ替えて、並べ直すこと。字義は「日の出側と日の入り側に置く」で、左(日の出側)にあったものを右(日の入り側)へ、右にあったものを左へ置き換える動作をもとにした言い方である。高原の文字は日の出側から日の入り側へ横に書き、数え盤の線も同じ向きに並ぶので、「順を変える」ことは、まず「東西に置き換える」こととして言い表される。上下(an・du)の語を使わないのは、上手・下手で言うと、入れ替えたものの片方を上げ、もう片方を下げる響きになるからである。選択の小辞 orvél「または」が二つを上下なしに並べるのと同じ考え方による。 使う場面は広く、数え盤の石の置き直し、帳簿の行の書き直し、市の荷の並べ直し、詩の句の語の入れ替えなどに使う。字を刻んだ小さな駒を一つずつ版の上に並べて刷るときに、駒の並び順を入れ替えて組み直すことも、この語で言う。手順の一部として言うことが多いので、副動詞の形 orveléimin「並べ替えながら」、完了の orveléimsin「並べ替え終えて」でよく使われる(orveléimsin lisáis, pándim.「字を並べ替え終えて、私は刷る」)。 座の順、系譜の瀬の順、王統の巻の順のように、高さや流れで決まった順序には、ふつう使わない。目上の人の席順を orveléim- で言うと、身分の順を勝手にいじる無礼に聞こえる。「瀬を並べ替える」orveléim- lóurul は、系譜を偽ることを言う強い非難の言い回しになる。
他動詞。並べ替えるものを対格の目的語にとる(重性の名詞は主格と同じ形)。強勢は léim に置く。完了語幹は、二重母音の語根に -s- を足した orveléims-。副動詞は orveléimin(〜を並べ替えながら)・orveléimsin(並べ替え終えて)。命令法2単はむき出しの語幹 orveléim。強勢をもつ法の接尾辞がつくと強勢はそちらに移る(orveleiménde)。尊敬は aur-orveléim-、謙譲は dul-orveléim-(母音の前の au-・du- の形)。
前置詞 or「日の出側」と vel「日の入り側」(orvél「または」と同じ組み合わせ)に、léim-「置く」がついた複合動詞。*orvel-léim- の l が二つ続くところが一つに縮まった。前の要素は、複合語の規則どおり強勢を失っている。
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