orveléim-

品詞
動詞(他動詞)
意味
並べ替える
発音
[orveˈleim]
読み
オルベレイム
分野
文字・書物・学び

意味

  1. 並べ替える

    並んでいるものの順序を入れ替えて、並べ直す。石・荷・行・語など、並びをつくるものに広く使う。

    orveléimim gandér un kórvino.

    読み:オルヴェレーミン ガンデール ウン コルヴィノ。

    orveléim-imgandérunkórvino.
    並べ替える-<私が>硬木<対格>内に移動倉<対格>

    「私は硬木を移動倉の中に並べる。」

    市や硬木検め場での日常会話。orveléim-「並べ替える」で品を移動倉に並べる。un kórvino は「移動倉の中に」。

    sórel, orveléimim húlmo.

    読み:ソーレル、オルヴェレーミン フルモ。

    sórel,orveléim-imhúlmo.
    今日並べ替える-<私が>柵<対格>

    「今日は柵を組み替える。」

    仮囲いとして柵を動かす場面。時間語 sórel を動詞の前に置く。orveléim-「並べ替える」に1人称単数語尾 -im がつく。

    orveléimim brúndul lisés.

    読み:オルヴェレーミン ブルンドゥル リセース。

    orveléim-imbrúnd-ullis-és
    並べ替える-<私が>塊-<〜たちを>字-<属格・単数>

    「私は字の塊(活字)を並べる。」

    意味2。orveléim- と結ぶと brúndul は活字を指す。lisés は「字の」の単数属格で、通例の定型 brúndo lisés として、ただの塊と言い分ける。

  2. (活字を)組み替える

    字を一つずつ刻んだ駒の並び順を入れ替えて、版を組み直す。副動詞の形で、刷る手順の一つとして言うことが多い。

    orveléim lisáis!

    読み:オルヴェレーン リサイス!

    orveléimlis-áis!
    組み替える<命令法><あなたが>字-<〜たちを>

    「字を組み替えろ!」

    活字作業の現場で使う下向きの命令法。orveléim- の命令法 2 人称単数は語幹そのまま。組み替える対象を直接目的語にとる。

    orveléimin lisáis, pándim.

    読み:オルヴェレーミン リサイス、パンディン。

    orveléim-inlis-áis,pánd-im.
    組み替える<〜し終えた>-<〜して・〜く>字-<〜たちを>刷る-<私が>

    「字を組み替え終えて、刷る。」

    版組みの手順を表す定型。副動詞の orveléimin は、主節の pándim と同一の主語を持つ完了副動詞である。目的語の lisáis は活字・駒・字札などの複数対格。

  3. (詩の)語順を入れ替える

    十拍の句に収めるために、句の中の語の順を入れ替える。詩人の推敲の言い方。

    orveléima lisár mélnan.

    読み:オルヴェレーマ リサール メルナン。

    orveléim-alis-árméln-an.
    語順を入れ替える-<(軽いものが)>書く-<〜する人・主格>詩-<対格>

    「書記は詩の語順を入れ替える。」

    書記が詩文を書き改める場での言い方。直接目的語の mélnan は、物理的な巻物そのものではなく、詩文の中の語の並びを指す。詩・句・文などの並びに対して使う。

解説

並んでいるものの順序を入れ替えて、並べ直すこと。字義は「日の出側と日の入り側に置く」で、左(日の出側)にあったものを右(日の入り側)へ、右にあったものを左へ置き換える動作をもとにした言い方である。高原の文字は日の出側から日の入り側へ横に書き、数え盤の線も同じ向きに並ぶので、「順を変える」ことは、まず「東西に置き換える」こととして言い表される。上下(an・du)の語を使わないのは、上手・下手で言うと、入れ替えたものの片方を上げ、もう片方を下げる響きになるからである。選択の小辞 orvél「または」が二つを上下なしに並べるのと同じ考え方による。 使う場面は広く、数え盤の石の置き直し、帳簿の行の書き直し、市の荷の並べ直し、詩の句の語の入れ替えなどに使う。字を刻んだ小さな駒を一つずつ版の上に並べて刷るときに、駒の並び順を入れ替えて組み直すことも、この語で言う。手順の一部として言うことが多いので、副動詞の形 orveléimin「並べ替えながら」、完了の orveléimsin「並べ替え終えて」でよく使われる(orveléimsin lisáis, pándim.「字を並べ替え終えて、私は刷る」)。 座の順、系譜の瀬の順、王統の巻の順のように、高さや流れで決まった順序には、ふつう使わない。目上の人の席順を orveléim- で言うと、身分の順を勝手にいじる無礼に聞こえる。「瀬を並べ替える」orveléim- lóurul は、系譜を偽ることを言う強い非難の言い回しになる。

文法

他動詞。並べ替えるものを対格の目的語にとる(重性の名詞は主格と同じ形)。強勢は léim に置く。完了語幹は、二重母音の語根に -s- を足した orveléims-。副動詞は orveléimin(〜を並べ替えながら)・orveléimsin(並べ替え終えて)。命令法2単はむき出しの語幹 orveléim。強勢をもつ法の接尾辞がつくと強勢はそちらに移る(orveleiménde)。尊敬は aur-orveléim-、謙譲は dul-orveléim-(母音の前の au-・du- の形)。

語源

前置詞 or「日の出側」と vel「日の入り側」(orvél「または」と同じ組み合わせ)に、léim-「置く」がついた複合動詞。*orvel-léim- の l が二つ続くところが一つに縮まった。前の要素は、複合語の規則どおり強勢を失っている。

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