pír

品詞
形容詞
意味
小さい
発音
[ˈpir]
読み
ピール
分野
性質・状態

意味

  1. 小さい

    大きさが小さいこと。

    mé mán sóumbo pír só!

    読み:メー マーン ソーンボ ピール ソー!

    mémánsóumbopírsó!
    <禁止・願いの打ち消し>食べる<命令法><あなたが>きのこ<対格>小さいこの<重性>

    「この小さなきのこを食べるな。」

    雨期のきのこ採りで、年長者が若い者に注意する言い方。名詞句は「名詞–形容詞–指示詞」の順で、重性の指示詞 só が名詞句の終わりを示す。

    sén fáron pír, ende.

    読み:セーン ファーロン ピール、エンデ。

    sénfáronpír,ende.
    見る<命令法><あなたが>荷<対格>小さいどうぞ

    「小さい荷を見てくれ、頼む。」

    縁の市の取引言葉。動詞はむき出しの語幹で言い、ende を添える。荷 fáron は重性なので、それにかかる形容詞は、対格でも語尾がつかない。

    trálin, sénim páilan píran.

    読み:トラーリン、セーニン パイラン ピーラン。

    trál-in,sén-impáil-anpír-an
    写す-<〜して・〜く>,見る-<私が>間違い-<対格>小さい-<対格>

    「写しながら、私は小さな誤りを見つける。」

    書の場で、手順のなかの小さな狂いを言う。同一主語の動作を副動詞 -in で主節につなぐ。páilan píran は目的語と、それに後置して一致する形容詞。páil は軽性子音語幹名詞で、目的語に -an が付く。形容詞 pír も軽性対格として píran になる。

    táulin, sénim páilan píran.

    読み:タウリン、セーニン パイラン ピーラン。

    tául-in,sén-impáil-anpír-an
    取る-<〜して・〜く>,見る-<私が>間違い-<対格>小さい-<対格>

    「取っている途中で、小さなうっかりを見つける。」

    物の受け取り・扱いの場面。副動詞 -in の動作と主節の動作は同一主語。受け渡しの中の不手際を、罪ではなく正しうる小さな誤りとして表す。

    lúin méirim, tóra páil pír.

    読み:ルーイン メーリン、トーラ パイル ピール。

    lúinméir-im,tór-apáilpír
    とき与える-<私が>,来る-<(軽いものが)>間違い<主格>小さい<主格>

    「私が差し出すときに、小さなうっかりが起こる。」

    受け渡しの場面の定型。時を表す lúin 節が主節の前に来る。主節の主語が軽性の páil なので、動詞は軽性の 3人称単数 tóra を取る。主語に後置する形容詞 pír は主格のまま。

    ké éso kumborhóum pír?

    読み:ケー エーソ クンボルホーン ピール?

    kéés-okumborhóumpír?
    <〜か>いる-<(重いものが)>クンボルホウム<主格>小さい

    「クンボルホウムは小さいですか。」

    日常で、町の大きさについて尋ねる文。繋辞 éso は主語 kumborhóum の重性に一致して -o を受ける。固有名詞は主格無標で、述語形容詞 pír も重性単数主格の無標形。

    vérin, vréna ólmar pír-in.

    読み:ヴェーリン、ヴレーナ オルマル ピーリン。

    vérin,vrén-aólmarpír-in.
    そのとおり,うなずく-<(軽いものが)>年長者<主格>小さい-<〜して・〜く>

    「「そのとおり」と年長者は小さくうなずく。」

    改まった集まりで了解を示す動作を記述する文。主語の人名詞は軽性なので、動詞は3人称単数・軽性の-aを取る。程度は後続の副詞pír-inが表す。

    éso snúlvo tó pír.

    読み:エーソ スヌルヴォ トー ピール。

    és-osnúlvotópír.
    いる-<(重いものが)>穴<主格>あの<重性>小さい

    「あの穴は小さい。」

    記録や注記のように、既知の穴を指示して寸法を述べる文。指示詞 tó は重性名詞 snúlvo を指示する。述語形容詞 pír は主語に一致し、重性単数では基辞のまま。

    éso snúlvo krénos pír.

    読み:エーソ スヌルヴォ クレーノス ピール。

    és-osnúlvokrén-ospír.
    いる-<(重いものが)>穴<主格>天井-<属格>小さい

    「天井の穴は小さい。」

    存在文。中心語 snúlvo「穴」に属格 krén-os「天井の」を後置する。snúlvo は天井の一部としての穴、とくに煙口を指す。家屋の観察や修理の話題に使う日常語。

  2. 幼い

    人・獣が年若いこと。

    áura aurá pír.

    読み:アウラ アウラー ピール。

    áur-aaurápír.
    昇る-<(軽いものが)>縁鷲<主格>若い

    「若い縁鷲が舞い上がる。」

    人や獣について pír を使うと「年若い」の意味になる。縁鷲は軽性で、単数・主格の形容詞には語尾がつかない。áura「昇る」と aurá「縁鷲」は、強勢の位置だけが違う。

    méira houmár tambór kelárail pírail.

    読み:メーラ ホウマール タンボール ケラーライル ピーライル。

    méir-ahoum-ártambórkel-ár-ailpír-ail.
    与える-<(軽いものが)>炉-<〜する人>雑穀<対格>伐る-<〜する人>-<〜らに>若い-<軽性・〜ら(古い母音交替)・与格>

    「家の主は、若い樵たちに雑穀を与える。」

    語順は「動詞–主語–目的語–与格」。人は軽性なので、形容詞は軽性の複数与格 -ail で一致する。

解説

物の小ささを言う基本の語。名詞に指小の -íña/-íño をつけて「小さな〜」と言うこともできるが、指小辞にはへりくだりの意味がつきやすいので、ただ大きさを言うときは pír を使う。人について言うと「幼い」の意味になる。

文法

形容詞。名詞の後ろに置き、性・数・格に一致する。

語源

狭い母音 i が小ささを感じさせる、音象徴的な語とされる。

この語に触れている語

高原語辞典

高原語辞典

左の一覧から語を選ぶか、上の検索欄に日本語またはローマ字を入れてください。

高原語入門

左の目次から課を選んでください。

高原語の文法書

左の一覧から選んでください。

資料集

高原語で書かれた読み物です。左の一覧から選んでください。

小説

左の目次から話を選んでください。

語彙の候補

小説・世界設定・翻訳から見つけた「辞書にない語」の候補です(uv run conlang dict-grow 名前 で作られます)。登録する語を選んでください。同義語として複数選べます。

作ってほしい語を依頼する