小説
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押す
物に力を入れて、その背面や側面から移動させる。
prós ombaklón, ende.
読み:プロース オンバクローン、エンデ。
| prós | ombaklón | ende |
| 押す<命令法><あなたが> | 曲がり節<対格> | どうぞ |
「曲がり節を押して、どうぞ。」
手仕事の依頼文。命令法の 2 人称単数は語幹 prós をそのまま用い、重性の単数目的語には格語尾がつかない。依頼の語 ende が後に続く。
próso fáron néman, esós trolþálim.
読み:プローソ ファーロン ネーマン、エソース トロルサーリン。
| prós-o | fáron | ném-an, | esós | trolþál-im. |
| 押す-<(重いものが)> | 荷<主格> | <私>-<対格> | だから | 踏ん張る-<私が> |
「荷が私を押すので、私は踏ん張る。」
荷は重性なので prós- は 3人称単数・重性の -o を受ける。一人称代名詞の対格は néman と書き、形態素境界は ném-an と書く。esós は直前の出来事を理由として後続の節を導く。荷の力を受け止める意味では、圧力に耐える場そのものが想定される。
押しやる
荷や物を少しずらして退ける。
押し進める
物を目当ての位置へ向けて押し動かす。
手や掌、肩、棒の先などで物に直接力を与え、物の背面や側面から押し動かす基本動作。荷、棒、車輪、蓋、板など、接触して位置を変える動作に広く使う。引く krémb の対義語として立てられる。上へ/下への方向は前置詞 an・du や動詞 auríþ・dulíþ で示し、この語自体には水平方向の含みがある。降ろし場や倉での荷の押しやり、継ぎ場での持ち替え、車輪や円筒物を転がす場面にも使える。宮廷・帳簿・縁の市いずれでも使う無標語。
他動詞。語根 prós-。語末 s は語根の一部。
古高原語 *pros-「前に力を与える」から。
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