velmár

品詞
名詞
意味
右
発音
[velˈmar]
読み
ベルマール
分野
時間・空間・方向

意味

  1. 右手

    体の右の手。

    éso velmár éles fóum

    読み:エーソ ヴェルマール エーレス フォーン

    és-ovelmárél-esfóum
    いる-<(重いものが)>右<主格><3人称単数・軽性>-<属格>暖かい

    「彼の右手は暖かい。」

    主語の velmár は重性単数主格。体部分の所属を示す属格 éles は後に置き、被修飾名詞は主格のまま。

    kráilim élan velmároi némes

    読み:クライリン エーラン ヴェルマーロイ ネーメス

    kráil-imél-anvelmár-oiném-es
    手に持つ-<私が><3人称単数・軽性>-<対格>右-<与格><私>-<属格>

    「私はそれを右手で持つ。」

    身体部位を手段・位置として表すときは与格 velmároi を使う。所有の némes は与格名詞句の後置。

  2. 右側

    体から見た右の方。与格 velmároi で「右に」。左より一段低い側とされる。

    éso velmár núl an ormároi

    読み:エーソ ヴェルマール ヌール アン オルマーロイ

    és-ovelmárnúlanormár-oi
    いる-<(重いものが)>右<主格>低い上手左-<与格>

    「右側は左より低い。」

    宮廷の左右の作法を説明する文。比較は述語形容詞の後に an+与格。núl は位階的に一段低い低さを含む。

    ésa endríña velmároi némes

    読み:エーサ エンドリーニャ ヴェルマーロイ ネーメス

    és-aendríñavelmár-oiném-es
    いる-<(軽いものが)>子<主格>右-<与格><私>-<属格>

    「子どもは私の右にいる。」

    日常の位置。存在の ésa は主語 endríña が軽性なので軽性の語尾。

解説

右手、右側。字義は「日の入りの手」。宮廷の作法から生まれた語で、基準は「北の上座に座り、段の下(南)を見下ろす姿勢」である。この姿勢では、日の出(東)が左手、日の入り(西)が右手に来る。今ではどちらを向いていても体の左右の意味で使い、もとの方角の意味は意識されない。地形や道案内は絶対方位(an・du・or・vel)で言い、体・家の中・宮廷の並び・書き物の上では左右を使う。縁の人々は、左右より絶対方位を好む。日の入りは一日の終わりなので、右は左より一段低い側とされる。ただし不吉な側ではなく、宮廷では王の右に立つのは位の一つ下がる者、という並びの差にとどまる。

文法

重性・子音語幹(már「手」と同じ型)。属 velmáros、与 velmároi、双 velmárou。

語源

前置詞 vel「日の入り側」+ már「手」。宮廷の座の作法から生まれた語。

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