súm

品詞
名詞
意味
煤
発音
[ˈsum]
読み
スン
分野
生活・道具・衣食住

意味

  1. 煤

    炉の天井・鍋の内側・煙道に付着した黒い炭化物。べったりとこびりつき、指で払うと黒い筋がつく。

    klénim súm.

    読み:クレーニン スーン。

    klén-imsúm.
    拭う-<私が>煤<対格>

    「私は煤を拭う。」

    日常の掃除の文。重性名詞 súm は主格と対格が同形なので、目的語でも語尾がつかない。動詞 klén- は直説法1人称単数。

    glünlúin, éso súm múl un hóumoi.

    読み:グリュンルーイン、エーソ スーン ムール ウン ホーモイ。

    glünlúin,és-osúmmúlunhóum-oi.
    凍りの頃,いる-<(重いものが)>煤<主格>厚い内炉-<与格>

    「凍りの頃には、炉の中に厚い煤がある。」

    季節の記録文。glünlúin は時の語として動詞の前に置き、読点で区切る。存在文の動詞 és- は主語 súm が重性なので3人称単数重性語尾 -o をとる。形容詞 múl も重性単数主格で無標。un hóumoi は前置詞 un と炉の与格。

    kláno súm plánei

    読み:クラーノ スーン プラーネイ

    klán-osúmplán-ei
    こびりつく-<(重いものが)>煤<主格>帳簿-<与格>

    「煤が帳簿にこびりつく。」

    súm「煤」は HV の不可名詞として扱う。貼りついた先 plána「帳簿」は LT の a語幹で、与格は plán-ei。書物・帳簿の管理に関わる場面。払い落としがむずかしい煤のつき方。

  2. 煤汚れ(比喩)

    顔・衣・手が煤で汚れている状態を指す。「顔に súm がついている」。

    síl súm mároi!

    読み:シール スーン マーロイ!

    sílsúmmár-oi!
    払う<命令法><あなたが>煤<対格>手-<与格>

    「手から煤を払い落としなさい。」

    家事や食事の前の、くだけた指示の場面。síl は「払い落とす」の意の命令法で、取り除く対象を対格に、その対象が付着している身体部位を与格に取る。この文の súm は炉の炭化物一般ではなく、手にこびりついて黒ずんだ汚れになっている煤を指す。

解説

不完全燃焼で生じる黒い炭化物質。炉(hóum)の煙が天井(snélo)や鍋の内側にべったりと付着した黒い残り物で、灰(eelþó、燃え切った白い・灰色の残り物)とは明確に区別される。毎日の炊事と掃除に関わる日常の語で、「鍋の底に súm がついた」「天井の súm を落とす」のように使う。重性であるのは、煙の中から「昇れず落ちた重い部分」だからである。凍りの頃(glünlúin)に炉を多用すると煤が厚くなり、春になると煙道の掃除を兼ねて「súm を落とす」のが慣わしになっている。

文法

重性・子音語幹(③型)。単主・対 súm、属 súmos、与 súmoi、双 súmrou、双属与 súmroun、複主対 súmul、複属 súmur、複与 súmuls。母音交替の複数には該当しない。

語源

独立の語根。古高原語の段階からある基本語と考えられる。

説明に出てくる語

この語に触れている語

高原語辞典

高原語辞典

左の一覧から語を選ぶか、上の検索欄に日本語またはローマ字を入れてください。

高原語入門

左の目次から課を選んでください。

高原語の文法書

左の一覧から選んでください。

資料集

高原語で書かれた読み物です。左の一覧から選んでください。

小説

左の目次から話を選んでください。

語彙の候補

小説・世界設定・翻訳から見つけた「辞書にない語」の候補です(uv run conlang dict-grow 名前 で作られます)。登録する語を選んでください。同義語として複数選べます。

作ってほしい語を依頼する