ál

品詞
形容詞
意味
白い
発音
[ˈal]
読み
アール
分野
性質・状態

意味

  1. 白い

    雪・石英・白い樹皮のような色。

    ésa selvá némes ál.

    読み:エーサ セルヴァー ネーメス アール。

    és-aselváném-esál.
    いる-<(軽いものが)>息<主格><私>-<属格>白い

    「息が白い。」

    凍りの頃によく聞く日常のひとこと(逐語訳は「私の息は白い」)。「AはBだ」の文も繋辞 és- で始める。息は軽性なので、繋辞は -a、形容詞 ál は語尾なしになる。

    ké ésa fléura ál sórel?

    読み:ケー エーサ フレウラ アール ソーレル?

    kéés-afléuraálsórel?
    <〜か>いる-<(軽いものが)>雲<主格>白い今日

    「今日は白い雲が出ているか。」

    同じ段の者か目下の者に向けた、くだけた問い。存在を言う動詞は、主語の fléura(軽性)に一致して -a をとる。形容詞 ál も軽性・主格の形。答えるときは動詞を繰り返し、「はい」なら éisa、「いいえ」なら na éisa と言う。動詞は雲に一致しているので、人称は変わらない。

    ésa sírna ál sórel.

    読み:エーサ シルナ アール ソーレル。

    és-asírnaálsórel.
    いる-<(軽いものが)>霜<主格>白い今日

    「今日は白い霜が降りている。」

    乾風期の後半の朝の様子を言う文。霜は上から来るものなので軽性で、存在を言う動詞は -a をとる。形容詞 ál も軽性・主格の形なので語尾がない。

    kráila ráuvan gleinó ál.

    読み:クライラ ラウヴァン グレイノー アール。

    kráil-aráuvangleinóál.
    手に持つ-<(軽いものが)>森の巫<主格>護符<対格>白い

    「森の巫は白い護符を手にしている。」

    白い石英の護符を言う文。石である gleinó は重性o語幹なので、対格も主格と同じ形になり、形容詞にも語尾がつかない。白は聖なる石英の色でもある。

    sénimor þráinul álul.

    読み:セーニモル スライヌル アールル。

    sén-imorþráin-ulál-ul.
    見る-<我々が>峰-<〜たちを>白い-<重性・〜ら(古い母音交替)・対格>

    「我々には白い峰々が見える。」

    雪をかぶった北の高みの峰を言う文。峰 þráin は重性なので、複数の主格と対格は -ul になる。形容詞も重性・複数・対格の -ul で一致する。

    éso houmíño aldáres áurenes món ál.

    読み:エーソ ホウミーニョ アルダーレス アウレネス モーン アール。

    és-ohoumíñoaldár-esáur-en-esmónál.
    いる-<(重いものが)>椀<主格>座-<属格>昇る-<〜した・〜された>-<軽性・属格>石<主格>白い

    「高き座の椀は白い石(の器)である。」

    宮廷の器の記述。aldár áuren(高き座)の属格が椀の持ち主をなす。述語の名詞句 món ál は自分の性・主格のまま置かれ、主語に一致しない。白い石英(聖なる石)を素材とする王の器の記述。

  2. 明るい

    光が満ちて明るいこと。夜明けや月明かりについて言う。

    lúin áura órun ál, dúlimor du orén.

    読み:ルーイン アウラ オールン アール、ドゥーリモル ドゥ オレーン。

    lúináur-aórunál,dúl-imorduorén.
    とき昇る-<(軽いものが)>日の出<主格>明るい下る-<我々が>下手縁<対格>

    「明るい夜明けが来たら、我々は縁へ下りる。」

    夜明けの明るさを言う文。lúin で始まる時の節は主節の前に置き、節の中も動詞で始まる。崖道へ下りていく旅の段取りを言う、日常的な言い方。

    lúin áura sílar ál, sénimor dún.

    読み:ルーイン アウラ シーラル アール、セーニモル ドゥーン。

    lúináur-asílarál,sén-imordún.
    とき昇る-<(軽いものが)>月<主格>明るい見る-<我々が>丘<対格>

    「明るい月が昇ると、我々には丘が見える。」

    月明かりについて言うとき、ál は「明るい」の意味になる。月は軽性なので、動詞は -a をとる。「〜とき」の節は lúin で始め、主節の前に置く。dún は重性なので、対格も主格と同じ形。

解説

白を表す基本の色彩語。高原語の基本の色彩語は、ál(白)、dréum(黒)、rús(赤・茶)、ámbel(黄・金)、véril(青緑)、kéum(灰・生成り)の六つ。紫は干潟から入ってくる染料の名前(重性の借用名詞)で表し、基本の色彩語には入らない。ál は白い石英、雪、白い樹皮の色で、明るい光にも使う。上の層の色、清い色とされる。

文法

形容詞。名詞の後ろに置き、性・数・格に一致する。

語源

álmar「白月」はこの語を含むと考えられている。

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