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松明
樹脂を染み込ませた棒に火を灯した手持ちの照明道具。崖道・降ろし場・狩りで使う。
na kréla krélna.
読み:ナ クレーラ クレルナ。
| na | krél-a | krélna |
| <〜ない> | 足りる-<(軽いものが)> | 松明<主格> |
「松明が足りない。」
否定の na は動詞の直前に置く。主語 krélna は軽性なので、動詞 krél- の三人称単数は軽性の -a になる。備えの不足を告げる、書き物や日常的な指示でも使える言い方。
kráil krélnan!
読み:クライル クレルナン!
| kráil | krélna-n |
| 手に持つ<命令法> | 松明-<対格> |
「松明を持て。」
二人称単数の命令法。動詞 kráil- は語幹がそのまま語末に立つ。krélnan は見出し語 krélna の単数対格。
脂の木の樹脂(pelsó)を染み込ませた棒に火を灯した、携帯可能な照明。夜間の崖道、降ろし場、狩りでの日常的な光の道具。蝋燭(kéira)は宮廷の明かりや交易品であるのに対し、松明は運び人・狩人・崖道の民が手にする素朴で実用的な光である。火(elþá)と息(selvá)の、上へ昇る軽いものに属する。火が一定の明るさで持続する、静かな燃え方を名詞化した語。
軽性・a語幹
新語根 krél-「(火が)静かに燃える、燻る、一定の明るさで持続する」から。火が激しく燃える(drél-「焚く」)のに対し、松明の火は長時間一定の明るさで続くとされる。
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