lisár

品詞
名詞
意味
書記
発音
[liˈsar]
読み
リサール
分野
社会・信仰・儀礼

意味

  1. 書記

    書の司に属して、記録・法典・年代記を書く役人。

    aurainiþénde aulisár lisáis némei.

    読み:アウライニセンデ アウリサール リサイス ネーメイ。

    au-rainiþ-énd-eau-lisárlis-áisném-ei.
    <お〜になる・御〜>-教える-<〜しますように>-<(軽いものが)><お〜になる・御〜>-書記字-<〜たちを><私>-<与格>

    「書記の方に、私に字をお教えいただきたく存じます。」

    目上の書記に教えを請う、上向きの願い。動詞にも名詞にも尊敬の au- をつける。教わる人は与格で言う。強勢は願望法の -énd- に移るので、使役の -íþ- の強勢は消える。

    funeléra lisár tambór houmárar.

    読み:フネレーラ リサール タンボール ホウマーラル。

    funelér-alisártambórhoumár-ar.
    書き留める-<(軽いものが)>書記<主格>雑穀<対格>家の主-<〜らの>

    「書記は家の主たちの雑穀を書き留める。」

    役所の書記の務めを言う文。税として納められた雑穀を、家ごとに書き留めておく。tambór は重性なので、対格は主格と同じ形。houmárar は複数属格で「家の主たちの」。

    lísa lisár aurfáronul sáindarei.

    読み:リーサ リサール アウルファーロヌル サインダレイ。

    lís-alisáraurfáron-ulsáindar-ei.
    書く-<(軽いものが)>書記<主格>上げ荷-<〜たちを>証文-<与格>

    「書記は上げ荷を証文に書きつける。」

    縁の市で取引を記録する場面。上げ荷(崖の下から上がってくる荷)は、帳簿や証文に一つずつ書き留める。重性の複数の対格は -ul。証文 sáindar は軽性の子音語幹なので、与格は -ei。

    duói brésdula lisár.

    読み:ドゥオイ ブレスドゥラ リサール。

    duóibrésdul-alisár.
    それから胸を下げる-<(軽いものが)>書記<主格>

    「それから、書記が前へ身を乗り出した。」

    記録・年代記風の直説法。副動詞的小辞 duói が後続文の頭に立ち、出来事を順に並べる。主語は書記。brésdul- はくだけた場では避けられ、記録では改まった動作描写として使う。

    ruunléima lisár grúndo vándarei.

    読み:ルーンレーマ リサール グルンド ヴァンダレイ。

    ruunléim-alisárgrúndovándar-ei.
    返す-<(軽いものが)>書記<主格>掛け<対格>商人-<与格>

    「書記は商人に掛けを返す。」

    grúndo「掛け・負債」のような抽象的な借り・負い目を返す用法。物の返却と同じく、返されるものを対格、相手を与える格にとる。帳簿・商取引の場面を想定する。

    funeléra lisár aldarviran.

    読み:フネレーラ リサール アルダルヴィラン。

    funelér-alisáraldarvir-an
    書き留める-<(軽いものが)>書記<主格>敬称-<対格>

    「書記が敬称を書き留める。」

    帳場・記録の場面。動詞 funelér- は「書き留める」で、対象を対格にとる。lisár は行為者名詞。人の名ではなく、座や役で言い表す言い換えそのものを帳簿用語として記す用法。意味1。

    lísa lisár téir haláis plánei

    読み:リーサ リサール テール ハライス プラーネイ

    lís-alisártéirhalá-isplán-ei
    書く-<(軽いものが)>書記<主格>三呼び-<〜たちを>帳簿-<与格>

    「書記は帳簿に三呼びを書き込む。」

    帳簿・記録場面。書記が帳簿に単位を書きつける文。単位句 halá-is を動詞の対象として複数対格にとる。

    lísa lisár plánan amvirés.

    読み:リーサ リサール プラーナン アンヴィレース。

    lís-alisárplán-anamvir-és
    書く-<(軽いものが)>書記<主格>帳簿-<対格>高原語-<属格>

    「書記は高原語の帳簿を書いている。」

    書記の作業の場面。名詞句は「名詞+属格」の順で、plánan amvirés は「高原語の帳簿」。amvirá の属格は amvirés。

    funeléra lisár ré elþaséna senár fáron.

    読み:フネレーラ リサール レー エルサセーナ セナール ファーロン。

    funelér-alisárréelþasén-asenárfáron.
    書き留める-<(軽いものが)>書記<主格><〜と(節)>火に透かして見る-<(軽いものが)>目付<主格>荷<対格>

    「書記が、目付が荷を火に透かして見た、と書き留めた。」

    funelér- の補文を ré で受ける書物・記録文体。主節では funeléra が lisár に一致し、ré 節では elþaséna が senár に一致する。時制は語形に表れず、記録としての過去は文脈で読む。

    prambéra lisár kumbór só

    読み:プランベーラ リサール クンボール ソー

    prambér-alisárkumbórsó
    品定めする-<(軽いものが)>書記<主格>青銅<対格>この<重性>

    「書記は、この青銅を品定めする。」

    主語は人なので動詞は軽性3人称単数。目的語の kumbór は重性名詞で、対格語尾をもたない。指示詞 só も重性単数で、名詞の後ろに置く。

    sléva lisár plánan.

    読み:スレーヴァ リサール プラーナン。

    slév-alisárplán-an.
    守る-<(軽いものが)>書記<主格>帳簿-ACC.

    「書記が帳簿を守る。」

    書・帳簿を扱う書面的な場面。主語 lisár は軽性の語、動詞は3人称単数軽性 -a をとる。帳簿 plána は軽性a語幹で、目的語は plánan。書き換えや毀損から記録を守る意。

    klámbau ánor si dúror lisáran.

    読み:クランバウ アーノル シ ドゥーロル リサーラン。

    klámb-auánorsidúrorlisár-an
    板挟みにする-<双数>上手と下手書記-<対格>

    「上手と下手が書記を板挟みにする。」

    比喩的な用い方。単数名詞 ánor と dúror を si で主語にすると、動詞は双数 -au。人を指す lisár は軽性なので、対格は -an。

    marméira lisár sáindaran senárei

    読み:マルメーラ リサール サインダラン セナーレイ

    marméir-alisársáindar-ansenár-ei
    手で差し出す-<(軽いものが)>書記<主格>証文-<対格>目付-<与格>

    「書記は目付に証文を差し出す。」

    まだ目付が受け取っていない証文を手渡す動作。lisár は軽性子音語幹で、動詞は軽性の 3 人称単数になる。sáindar は軽性で対格 -an をとる。

    bónda lisár sáindaran.

    読み:ボンダ リサール サインダラン。

    bónd-alisársáindar-an
    曲げる-<(軽いものが)>書記<主格>証文-<対格>

    「書記が証文を折り曲げる。」

    書記の事務的な場面。主語 lisár は人なので動詞は軽性3単 bónda。証文 sáindar は軽性子音語幹の文書類で、対格 -an をとる。硬い材を折る意味ではなく、紙や薄い板を角度を残して曲げる。

    púna lisár plíndo só

    読み:プーナ リサール プリンド ソー

    pún-alisárplíndosó
    覗く-<(軽いものが)>書記<主格>荷札<対格>この<重性>

    「書記が、この荷札を確かめるように覗き込んでいる。」

    市や帳場で、荷札の等級や書き込みを読み違えないように確かめる場面。主語 lisár は人を指す軽性語なので動詞は -a。plíndo は重性 o 語幹の単数対格で、指示詞 só は重性の名詞句の最後に置く。

  2. 帳付け

    商家や市で、帳簿と証文をつける者。

    lís sáindar, lisár, ende.

    読み:リース サインダル、リサール、エンデ。

    líssáindar,lisár,ende.
    書く<命令法><あなたが>証文帳付けどうぞ

    「帳付けさん、証文を書いてくれ、頼む。」

    縁の市の取引言葉。動詞はむき出しの語幹で言い、格語尾も落とす(改まった言葉なら対格 sáindaran)。ende を添えるので、命令の形でも無礼には聞こえない。

    lísa lisár dulfáron kéndoros orénos.

    読み:リーサ リサール ドゥルファーロン ケンドロス オレーノス。

    lís-alisárdulfáronkéndor-osorén-os.
    書く-<(軽いものが)>帳付け<主格>下ろし荷<対格>縁の市-<属格>縁-<属格>

    「帳付けが縁の市の下ろし荷を書きつける。」

    商家や市で帳簿をつける者を言う文。帳簿の見開きの片側には下ろし荷を、もう片側には上げ荷を書く。dulfáron は重性で、対格は主格と同じ形。

解説

書くことを職とする者。書の司に属して記録・法典・年代記を書き継ぐ役人をいい、四段下りに置かれる。大商家や市で帳簿と証文を書く者もこの語で呼ぶ。書かれた言葉が法として重い王国なので、書記は身分のわりに強い力をもつ。丁寧に言うときは aulisár「書記の方」と言う。

そのほかの用例

aulisénde aulisár sáindaran.

読み:アウリセンデ アウリサール サインダラン。

au-lis-énd-eau-lis-ársáindar-an
<お〜になる・御〜>-書く-<〜しますように>-<(軽いものが)><お〜になる・御〜>-書く-<〜する人>証文-<対格>

「書記の方に、証文をお書きいただきたく存じます。」

目上の人に頼むときは、命令法ではなく願望法を使う。願望法の後ろでは、3人称単数・軽性の語尾が -e になる。動詞にも名詞にも au- がつく。

gloiréla aulisár es orénos?

読み:グロイレーラ アウリサール エス オレーノス?

gloir-él-aau-lis-áresorén-os
お越しになる-<〜だろう>-<(軽いものが)><お〜になる・御〜>-書く-<〜する人>から縁-<属格>

「書記の方は縁からお越しになったのでしょうか。」

目上の人には問いの小辞 ké を使わず、推量法で推し量る形にする。glóir- は「来る」の尊敬の補充形。強勢が -él- に移るので、語根の ´ は消える。

léisa lisár plánan.

読み:レーサ リサール プラーナン。

léis-alis-árplán-an
書く<〜し終えた>-<(軽いものが)>書く-<〜する人>帳簿-<対格>

「書記は帳簿を書き終えた。」

完了相は、語根の母音 i を二重母音 ei に変えて作る(lís- → léis-)。時制がないので、「書き終えた」とも「書き終えている」とも訳せる。紙の帳簿 plána は軽性a語幹で、主格の -a は類推で復元された母音。

lísa lisár virán pélsei kélenoi.

読み:リーサ リサール ヴィラーン ペルセイ ケーレノイ。

lís-alis-árvir-ánpéls-eikél-en-oi
書く-<(軽いものが)>書く-<〜する人>言葉-<対格>脂の木-<与格>伐る-<〜した・〜された>-<重性・与格>

「書記は伐った脂の木(の札)に字を書く。」

pélsa「脂の木」は、名詞としては軽性の語形(与格 -ei)のまま。けれども伐られた材なので、分詞は重性の与格 -oi で一致する。荷札が重性になるのは、この規則による。

lísa lisár sáindaran senárei.

読み:リーサ リサール サインダラン セナーレイ。

lís-alis-ársáindar-ansen-ár-ei.
書く-<(軽いものが)>書く-<〜する人>証文-<対格>見る-<〜する人>-<与格>

「書記が目付に証文を書く。」

基本の語順:動詞–主語–目的語–与格(受け手)。lisár は動詞 lís- に -ár「〜する人」がついた語、senár は sén- に -ár がついた語。

dulísim sáindaran aulisárei.

読み:ドゥリーシン サインダラン アウリサーレイ。

du-lís-imsáindar-anau-lis-ár-ei.
<〜させていただく>-書く-<私が>証文-<対格><お〜になる・御〜>-書く-<〜する人>-<与格>

「書記の方に、証文を書いて差し上げます。」

謙譲の動詞(自分を下げる)と、高めた与格(相手を上げる)を一つの文に並べている。「私が・目上の人に」という上下の関係が、文法にすべて表れる。

léisa dóulin lisár plánan.

読み:レーサ ドーリン リサール プラーナン。

léis-adóulinlis-árplán-an.
書く<〜し終えた>-<(軽いものが)>もう書く-<〜する人>帳簿-<対格>

「書記はもう帳簿を書き終えた。」

「もう」dóulin も動詞の直後、主語の前に置く。完了の語根と組むことが多い。

lísa lisár sáindaran si lúuma ausenár.

読み:リーサ リサール サインダラン シ ルーマ アウセナール。

lís-alis-ársáindar-ansilúum-aau-sen-ár.
書く-<(軽いものが)>書く-<〜する人>証文-<対格>とご覧になる-<(軽いものが)><お〜になる・御〜>-見る-<〜する人>

「書記が証文を書き、目付殿がご覧になる。」

si で文と文を並べる。二つめの文は、同じ目的語を受けるので目的語の枠を空けてよい(1.2節)。

léisa lisár plánan, duói dúlo fáron du orén.

読み:レーサ リサール プラーナン、ドゥオイ ドゥーロ ファーロン ドゥ オレーン。

léis-alis-árplán-an,duóidúl-ofáronduorén.
書く<〜し終えた>-<(軽いものが)>書く-<〜する人>帳簿-<対格>それから下る-<(重いものが)>荷<主格>下手縁<対格>

「書記が帳簿を書き終え、それから荷が縁へ下りていく。」

duói「それの下手で」は、出来事の順序をはっきりさせる。

ké lísa lisár sáindaran, orvél lísa fléilan?

読み:ケー リーサ リサール サインダラン、オルヴェール リーサ フレーラン?

kélís-alis-ársáindar-an,orvéllís-afléil-an?
<〜か>書く-<(軽いものが)>書く-<〜する人>証文-<対格>または書く-<(軽いものが)>手紙-<対格>

「書記は証文を書くのか、それとも手紙を書くのか。」

orvél「日の出側か日の入り側か」は選択。問いでは ké を一つめの文にだけ置く。

anórel, léisa lisár plánan.

読み:アノーレル、レーサ リサール プラーナン。

anórel,léis-alis-árplán-an.
昨日書く<〜し終えた>-<(軽いものが)>書く-<〜する人>帳簿-<対格>

「昨日、書記は帳簿を書き終えた。」

時も場面の枠に置ける。文の後ろに置く言い方(léisa lisár plánan anórel)も使う。

na léisa unlóur lisár sáindaran.

読み:ナ レーサ ウンロール リサール サインダラン。

naléis-aunlóurlis-ársáindar-an.
<〜ない>書く<〜し終えた>-<(軽いものが)>まだ書く-<〜する人>証文-<対格>

「書記はまだ証文を書き終えていない。」

相の副詞 unlóur は動詞のすぐ後ろに置き、主語の枠・目的語の枠には数えない。

vándin fáron, lísa lisár plánan.

読み:ヴァンディン ファーロン、リーサ リサール プラーナン。

vánd-infáron,lís-alis-árplán-an.
量る-<〜して・〜く>荷<対格>書く-<(軽いものが)>書く-<〜する人>帳簿-<対格>

「荷を量りながら、書記は帳簿を書く。」

未完了の語根+-in で「〜しながら」。量るのも書くのも書記。

lísa lisár plánan, vándin fáron.

読み:リーサ リサール プラーナン、ヴァンディン ファーロン。

lís-alis-árplán-an,vánd-infáron.
書く-<(軽いものが)>書く-<〜する人>帳簿-<対格>量る-<〜して・〜く>荷<対格>

「書記は荷を量りながら、帳簿を書く。」

未完了の -in は文の後ろに置くのが基本。読点で区切るので、枠には数えない。

na vándin fáron, lísa lisár plánan.

読み:ナ ヴァンディン ファーロン、リーサ リサール プラーナン。

navánd-infáron,lís-alis-árplán-an.
<〜ない>量る-<〜して・〜く>荷<対格>書く-<(軽いものが)>書く-<〜する人>帳簿-<対格>

「荷を量らずに、書記は帳簿を書く。」

「〜せずに」は -in の動詞の前に na を置く。量らないのも書くのも書記。

lísa lisár plánan gléinin.

読み:リーサ リサール プラーナン グレーニン。

lís-alis-árplán-angléin-in.
書く-<(軽いものが)>書く-<〜する人>帳簿-<対格>清い-<〜して・〜く>

「書記は帳簿を清く書く。」

形容詞+-in で副詞「〜く」。

anórel, an kórvoi, léisin sáindaran, méira lisár élan senárei.

読み:アノーレル、アン コルヴォイ、レーシン サインダラン、メーラ リサール エーラン セナーレイ。

anórel,ankórv-oi,léis-insáindar-an,méir-alis-árél-ansen-ár-ei.
昨日上手倉-<与格>書く<〜し終えた>-<〜して・〜く>証文-<対格>与える-<(軽いものが)>書く-<〜する人><3人称単数・軽性>-<対格>見る-<〜する人>-<与格>

「昨日、倉の北側で、証文を書き終えて、書記はそれを目付に渡した。」

場面の枠は「時 → 場所 → -in の句」の順。それぞれ読点で区切る。「それを」は軽性の証文を受けるので élan。

fléira aulisár si tóra faronár.

読み:フレーラ アウリサール シ トーラ ファロナール。

fléir-aau-lis-ársitór-afaron-ár.
お出ましになる-<(軽いものが)><お〜になる・御〜>-書く-<〜する人>と来る-<(軽いものが)>荷-<〜する人>

「書記の方がお出ましになり、運び人も来る。」

目上の人と目下の人は、一つの主語に並べずに二つの文に分けるのが改まった言い方。

sénim plíndo lísen lisáres senáres só.

読み:セーニン プリンド リーセン リサーレス セナーレス ソー。

sén-implíndolís-enlis-ár-essen-ár-essó.
見る-<私が>荷札<対格>書く-<〜した・〜された>書く-<〜する人>-<属格>見る-<〜する人>-<属格>この<重性>

「私は、書記が書いた目付のこの荷札を見る。」

分詞のすぐ後ろの属格は動作主(書記が書いた)、その次の属格は持ち主(目付の)。

lisáran té, séna senár.

読み:リサーラン テー、セーナ セナール。

lis-ár-anté,sén-asen-ár.
書く-<〜する人>-<対格>あの<軽性>見る-<(軽いものが)>見る-<〜する人>

「あの書記をこそ、目付が見る。」

前に出した名詞句が té で終わるときは、té の後ろに区切りを入れる。区切りがないと関係節(te)と読まれる。

sénim lisáran te séna senár.

読み:セーニン リサーラン テ セーナ セナール。

sén-imlis-ár-antesén-asen-ár.
見る-<私が>書く-<〜する人>-<対格><関係節>見る-<(軽いものが)>見る-<〜する人>

「私は、目付が見る書記を見る。」

残った名詞の格の形(senár は主格)で役割がわかるので、ó は要らない。

lísa sáindaran lisár te séna senár.

読み:リーサ サインダラン リサール テ セーナ セナール。

lís-asáindar-anlis-ártesén-asen-ár.
書く-<(軽いものが)>証文-<対格>書く-<〜する人・主格><関係節>見る-<(軽いものが)>見る-<〜する人>

「目付が見る書記が、証文を書く。」

都の言葉。関係節つきの主語は目的語の後ろへ回す。目的語は対格の形でわかる。

lísa lisár te séna senár, sáindaran.

読み:リーサ リサール テ セーナ セナール、サインダラン。

lís-alis-ártesén-asen-ár,sáindar-an.
書く-<(軽いものが)>書く-<〜する人・主格><関係節>見る-<(軽いものが)>見る-<〜する人>証文-<対格>

「目付が見る書記が、証文を書く。」

崖道の言葉。読点で関係節を閉じ、読点の後ろは主節の残りの枠(ここでは目的語)に戻る。

sénim lisáran te séna senáran.

読み:セーニン リサーラン テ セーナ セナーラン。

sén-imlis-ár-antesén-asen-ár-an.
見る-<私が>書く-<〜する人>-<対格><関係節>見る-<(軽いものが)>見る-<〜する人>-<対格>

「私は、目付を見る書記を見る。」

要の lisáran が対格なのは主節の目的語だから。関係節の中では、残った senáran が対格なので、要が主語だとわかる。

tóra lisár te séna néman.

読み:トーラ リサール テ セーナ ネーマン。

tór-alis-ártesén-aném-an.
来る-<(軽いものが)>書く-<〜する人・主格><関係節>見る-<(軽いものが)><私>-<対格>

「私を見る書記が来る。」

関係節の中の代名詞の目的語は対格(néman)。

ésa lisár éndra te sénim.

読み:エーサ リサール エンドラ テ セーニン。

és-alis-áréndratesén-im.
いる-<(軽いものが)>書く-<〜する人・主格>人<主格><関係節>見る-<私が>

「書記は、私が見た人だ。」

名詞が述語の文では、関係節のついた名詞句を述語として読む。

éndra te sénim, ésa lisár.

読み:エンドラ テ セーニン、エーサ リサール。

éndratesén-im,és-alis-ár.
人<主格><関係節>見る-<私が>いる-<(軽いものが)>書く-<〜する人・主格>

「私が見た人は、書記だ。」

関係節のついた名詞句を主語にしたいときは、読点で閉じて前に出す。

sénim plánan te léisa lisár te séna senár.

読み:セーニン プラーナン テ レーサ リサール テ セーナ セナール。

sén-implán-anteléis-alis-ártesén-asen-ár.
見る-<私が>帳簿-<対格><関係節>書く<〜し終えた>-<(軽いものが)>書く-<〜する人・主格><関係節>見る-<(軽いものが)>見る-<〜する人>

「私は、目付が見る書記が書き終えた帳簿を見る。」

関係節の中の最後の名詞に、さらに関係節がつく。右へ右へと伸ばすのは自然な形。

anórel, sénim plánan te léisa lisár.

読み:アノーレル、セーニン プラーナン テ レーサ リサール。

anórel,sén-implán-anteléis-alis-ár.
昨日見る-<私が>帳簿-<対格><関係節>書く<〜し終えた>-<(軽いものが)>書く-<〜する人・主格>

「昨日、私は書記が書き終えた帳簿を見た。」

関係節のある文で、時の語を主節にかけたいときは場面の枠に置く。

文法

軽性・子音語幹(②型)。対 lisáran、与 lisárei、複 lisárai。高め形 aulisár。

語源

lís-「書く」+行為者の接尾辞 -ár(*lisára、綴り〈lisara〉)。lísim「私が書く」とは強勢の位置が違う。

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