amvirá

品詞
名詞
意味
高原語(上の言葉)
発音
[amviˈra]
読み
アンビラー
分野
文字・書物・学び

意味

  1. 高原語(上の言葉)

    高原で話される言語の総称。干潟語(泥の言葉)と対にして使う。

    ráinim amvirán.

    読み:ライニン アンヴィラーン。

    ráin-imamvir-án
    知る-<私が>高原語-<対格>

    「私は高原語を知っている。」

    日常会話で、高原語を身につけていることを言う文。amvirá は目的語として対格 amvirán をとる。

    lísa lisár plánan amvirés.

    読み:リーサ リサール プラーナン アンヴィレース。

    lís-alisárplán-anamvir-és
    書く-<(軽いものが)>書記<主格>帳簿-<対格>高原語-<属格>

    「書記は高原語の帳簿を書いている。」

    書記の作業の場面。名詞句は「名詞+属格」の順で、plánan amvirés は「高原語の帳簿」。amvirá の属格は amvirés。

  2. きちんとした言葉づかい

    縁の地方で、取引言葉やくだけすぎた話し方に対して「正しく整った高原語」を指す転義。

    vír amvirán ende.

    読み:ヴィール アンヴィラーン エンデ。

    víramvir-ánende
    言う<命令法><あなたが>きちんとした言葉づかい-<対格>どうぞ

    「きちんとした言葉づかいで言え、頼む。」

    市でのたしなめ。命令法 vír に目的語 amvirán を置き、縁の市で多用する ende を添える。この用法では amvirá が「正しく整った言葉づかい」を指す。

解説

高原の人々が自分たちの言語を呼ぶ、もっとも一般的な名。字義は「上手の言葉」。崖の下の干潟語を「泥の言葉」「下の国の言葉」と呼ぶのと対になる言い方で、言葉を高さで分ける高原の世界観をそのまま映している。都でも森でも崖道でも通じる中立の総称で、宮廷語と崖道の言葉の違いを問わず、高原で話される言葉全体を指す。縁の市では、相手が干潟語で話しているか高原語で話しているかを言い分けるのによく使われる。縁の地方では転じて「きちんとした言葉づかい」の意味にもなり、くだけすぎた話し方や取引言葉をたしなめるときに「amvirá で言え」と言う。日本語話者には、語中の m が「ン」に聞こえ、v がバ行に聞こえるので「アンビラー」と聞こえやすい。

そのほかの用例

virfílau amvirá si þailvirá.

読み:ヴィルフィーラウ アンヴィラー シ サイルヴィラー。

virfíl-auamvirásiþailvirá.
通じる-<双数>高原語<主格>と都の言葉<主格>

「高原語と都の言葉が通い合う。」

二つの言語を並べる場面。単数名詞二語を si で結んでいるため、動詞は双数 -au をとる。「通い合う」の意味では、言葉どうしが互いに渡り合ってやり取りが成り立つ、というニュアンスになる。

文法

軽性・a語幹名詞(virá と同じ型)。amvirá/対 amvirán/属 amvirés/与 amviréi。言語名なのでふつう単数で使う。

語源

前置詞 an「上手」+ virá「言葉」の複合。語の中で唇音 v の前の n は m になるので、綴りも amvirá と書く(dáumbar と同じ規則)。anléuma「上の風」、anlóur「瀬上」と同じ an- の複合。

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