小説
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糸
織機に張るための細い線状素材。毛山羊の毛や植物繊維から作る。
glákau snélo si líra snúloi
読み:グラーカウ スネーロ シ リーラ スヌーロイ
| glák-au | snélo | si | líra | snúl-oi |
| 一瞬引っかかる-<双数> | 布<主格> | と | 糸<主格> | 結び目-<与格> |
「布と糸が結び目に一瞬引っかかる。」
VSOに従い動詞を文頭に置く。二つの単数名詞を並列した主語なので、動詞は双数を使う。
glákau sóila si líra soilkrélvoi
読み:グラーカウ ソイラ シ リーラ ソイルクレルヴォイ
| glák-au | sóila | si | líra | soilkrélv-oi |
| 一瞬引っかかる-<双数> | 髪<主格> | と | 糸<主格> | 髪留め-<与格> |
「髪と糸が髪留めで一瞬引っかかる。」
VSOに従い動詞を文頭に置く。soilkrélvo の与格は soilkrélvoi。並列主語が二つの単数なので動詞は双数。
ké ésa líra tásei?
読み:ケー エーサ リーラ ターセイ?
| ké | és-a | líra | tás-ei? |
| <〜か> | いる-<(軽いものが)> | 糸<主格> | <あなた>-<与格> |
「あなたに糸はあるか。」
日常会話で、手元に糸があるかどうかを尋ねる文。存在・所有の構文では、動詞は主語となる líra の軽性に合わせて 3 人称単数軽性の語尾 -a を受ける。持ち主は与格 tásei で表し、疑問文には文頭小辞 ké を添える。
brólim líran.
読み:ブローリン リーラン。
| bról-im | lír-an. |
| 作る-<私が> | 糸-<対格> |
「私は糸を作る。」
作業の場面でのありふれた文。基本語順は動詞-主語-目的語だが、1 人称主語は語尾 -im で示されるため代名詞 ném は省かれる。軽性 a 語幹の単数対格は -an で、lír-an となる。
細い線(比喩)
非常に細い一本の筋や線。比喩的に使う。
sénim líran nébros.
読み:セーニン リーラン ネーブロス。
| sén-im | lír-an | nébr-os. |
| 見る-<私が> | 糸-<対格> | 霧-<属格> |
「私は霧の細い筋を見る。」
líra を比喩的に「細い一本の筋」として使う文。名詞句では頭部名詞が格標志(対格 -an)を受け、その後に属格 nébros が置かれる。「霧の細い筋」は、霧の切れ目のように細い線を糸にたとえた言い方。
毛山羊の毛や植物繊維を撚って作った、織機に張るための細く柔軟な線状素材。綱(fúnel)が太く丈夫で吊り下ろす用途の绳索であるのに対し、糸は細く柔らかく、織る(ténd-)用途の材料である。軽性。毛織物(snéla)の生産に不可欠な基本材料で、都の布地や森の民の衣のいずれもこの糸から織られる。
軽性a語幹(①型)。対格 -an、属格 -es、与格 -ei、双数 -au、複数 -ai / -ais / -ar / -ail。
新語根 lír-「細い柔軟な線」。既存の語根からの派生ではない。
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